必要な情報を効率的に管理!散在している情報を集約するConfluenceページプロパティマクロ活用法
Confluenceには複数のドキュメントを集約し、情報を一元管理するための便利なマクロがいくつかあります。その中でも特に便利なのが、ページプロパティマクロです。
この記事ではページプロパティマクロの基本的な設定方法とその活用法について解説します。
ページプロパティマクロとは?
ページプロパティマクロはドキュメントに属性(担当者やステータスなどの情報)を追加するマクロで、ページプロパティレポートマクロと組み合わせることで、複数のページから集約した属性を1つのページに一覧表示することができます。これにより、プロジェクト全体の進捗状況やタスクのステータスを一目で把握することができます。
また、他のスペースにある情報も集約することができます。情報の一元管理が可能になります。
ページプロパティマクロの設定方法
属性を追加するページでページプロパティマクロを配置します。
画面右上にある「+」リンクをクリックして「ページプロパティマクロ」で検索するか、もしくはショートカット入力で「/ページプロパティ」と入力します。「ページプロパティ」マクロが候補に表示されますので選択します。
次にパラメーターを指定します。
ページプロパティID:
ページ内に複数のページプロパティマクロを配置する場合に指定します。1つしか指定しない場合は空欄で問題ありません。
非表示:
閲覧モードでページプロパティマクロを非表示にするか指定します。
ページプロパティマクロを配置したら、その中に2列の表を挿入します。
左側が属性名、右側がその値になります。下記は分かりやすくヘッダー列を指定しています。
ここでは進捗確認に使用したいと思うので、属性名として、ステータス、レビュー担当者、レビュー完了日、備考と指定します。指定したら保存します。
次にラベルを追加します。これはとても忘れやすいので気をつけてください。
ページの一番下にスクロールすると「ラベルを追加」というリンクがあります。これをクリックしてラベルを追加します。
ショートカットで追加する場合はキーボードの「L」をクリックしてラベルを追加することができます。
これでページプロパティマクロの設定は完了です。
ページプロパティレポートマクロの設定方法
情報を集約したいページでページプロパティレポートマクロを配置します。
ページプロパティマクロを配置したページに追加したラベルを指定します。
ページプロパティIDを指定した場合はここで指定します(インクルードするページプロパティの内容を指定することができます)。
このようにページプロパティマクロを配置し、追加した属性の一覧が表示されます。「タイトル」をクリックすると該当ページに移動することができます。下記のように誰が担当しているのか、ステータスのところを見るとどのような状態か、進捗状況を視覚化することができます。
項目の部分(例:ステータス)をクリックすると各列をソートすることができるますので見やすくなります。
ページプロパティレポートマクロの活用例
ページプロパティレポートマクロで表示するヘッダー行は、フィルタリングすることができます。下図のように「表示する列」に指定したカラムだけ表示することができます。表示列はカンマ区切りで入力します。
ページプロパティマクロには画像を入力することもできます。カタログのようなページを作成することもできます。
他にも所属員のスキルセットや自己紹介ページなども作成することができます。一度作成してみると、こんなこともできるんだという発見があるかもしれません。ぜひお試しいただけたらと思います。
他にも、コメント数やリアクション数も表示できます。レビューコメントがどれだけあるか、どれだけのやり取りをしているか、どれだけの人が確認しているか(注目しているか)を確認することができます。
まとめ
Confluenceのページプロパティマクロは、情報の整理と一元管理を実現するとても効果的なマクロです。このマクロを活用することで、プロジェクト管理や進捗管理がより効率的になり、チーム全体の生産性が向上します。
主なポイントの再確認
データの一元管理: ページプロパティマクロを使用することで、各ページに関連する属性を整理・管理することができます。
情報の集約と表示: ページプロパティレポートマクロを利用することで、複数のページから集約した情報を一つのページにまとめて表示することができます。
手順
ページプロパティマクロを配置します。
ページプロパティマクロ内に表を作成し属性を記述します。
ページプロパティマクロを配置したページにラベルを追加します。
ページプロパティレポートマクロを配置し、ラベルを指定します。
ページプロパティマクロを活用することで、情報の整理と管理が簡単になり、チーム全体の生産性が向上します。ご参考いただけたらと思います。