ちょっと普通じゃない俺とだいぶ普通じゃない高校 #31
女子部屋での一悶着が終わり、無事仲直りに成功した〇〇
一度自分の部屋に戻る
〇:うい〜
近:おお、岩本さんと楽しいひとときは過ごせたかい?
どうだったんだと、相部屋の二宮、谷も騒ぎ立てる
○:他の人もいんだからお前らの幼稚な想像とは程遠いよ
先生に部屋教えてよくいうぜ
谷:お前だけお先に卒業ってわけにはいかねえからな
○:しょーもねーな、ほんと笑
二:お、お前まさか!!
○:そーじゃねーよ
近:まだこっち側か…
○:一緒にいると頭悪くなりそうだなw
まあ、いいや、ちょっと外行ってくるわ
近:二人でしけこむってか?
○:違う違う、ちょっと落ち着きたいんだよ
女子部屋に入れるぐらいだから、細かい消灯時間の設定もない
あってもどうせ破る生徒とのイタチごっこに疲れただけかもしれないが
当然、ホテルの敷地外には出ては行けないが、敷地内なら外出は可能
○:ふぅ
思わず、ほっと一息吐きながら一日を振り返る
告白した日に別れる危機って早すぎるか
なんて内心で苦笑しながら思い出す
先ほどの柔らかい感触
○:(かわいかったな…)
先生が来なければ、なんて思いもする
普通の高校生の部分が垣間見える〇〇
まあ、梅たちクラスメイトがいる前でおっ始めるわけもないが
○:(それにしても確かに夜景は綺麗だ)
(明日は蓮加とここにこようかな)
〜〜〜〜〜 その頃 女子部屋 〜〜〜〜〜
山:電話してる時の蓮加の表情、すんごいかわいかったんだから!!
梅:〇〇に見つめられてる時はとろけちゃって〜
蓮:ねえ、もういいって///
与:恋は悪くないのかも…
山:ファーストキスの味はどうでしたか、岩本さんっ?!
蓮:そういうのいいからぁ〜
阪:たまみ達に見せつけてくれちゃって〜
梅:先生が来なければどこまでしてたんだか
蓮:あ、あれは、〇〇が…
久:〇〇も電話の向こうで可愛かったんだよ、珍しく笑
蓮:え、どんなこと言ってたの??
梅:食いつくねえ〜
山:何言われてるのか気になっちゃうんだ〜
与:こ、これが恋?!
梅:さっきから与田は何言ってるのw
久:けど、聞きたいならそれなりにれんかのことも話してもらわないとな〜
蓮:え、そ、それはずるくない??
そうだ、梅たちの恋バナも聞かせてよ!
私ばっかりずるいじゃん!
梅:けど、うちの高校、男子ほぼいないじゃん
山:〇〇ぐらい仲良い男子他にいないもんね〜
与:私も恋しようかな…
山:なら、蓮加から〇〇横取りしちゃえば??笑
蓮:それはだめ!
梅:でも気をつけないと〜
彼、後輩からも慕われているし…
久:咲月ちゃんも好きみたいだったしね
蓮:え、どうしよう…
〇〇に連絡先消してもらおっかな…
山:急に重いじゃんw
蓮:だ、だって!
久:多分、浮気することはないよ笑
蓮加が許せる範囲を超えることはありそうだけど笑笑
与:よし、決めた!
私の誕生日、〇〇くん呼んでパーティーしよう!
蓮:は、よだ、何言ってるの??
与:ふっふっふ、誕生日の人は何してもいい特権なのだ!
蓮:だ、ダメに決まってるでしょ!
私の彼氏だよ!
久:多分、こういうの断らないもんね、〇〇
梅:蓮加も苦労しそうだよ笑
〜〜〜〜〜
○:へっくし
修学旅行初日はかくして幕を閉じた