好きになったのは恋を知らない同級生 #3

一：うわ～、〇〇くんの女たらし～笑

○：それは誤解だって！

池：今の発言は聞き捨てならないよ～

○：ごめんって

　　五百城ごめんな

五：謝るのも違うで

一：〇〇くんは女心がわかってないね

　　そんなんじゃ彼女できないぞ～

ふふっ、タジタジな〇〇くんは何だか新鮮で面白いけど、

さっちゃんはちょっと不満そう笑

みっくの後ろから全員を見られるこの位置は

井上っていう名前に感謝笑

そもそもなんでこんな状況になっているかというと

・・・・・

○：ほら、移動するから並んで～

うちの高校は集会やクラス単位の移動は廊下で名前順に整列する

前には学級委員が立つわけなんだけど

○：おお、五百城！

　　今年は横じゃないんだな

五：そうですー、学級委員じゃないからねー

○：何を怒ってるんだ笑

　　そんな好んで仕事してなかっただろ笑

五：楽しくはあったもん！

○：ほー、じゃあ、残念だな笑

五：残念だよ？

　　〇〇は残念じゃないん？ｺｸｯ

○：ん～、こうして話せてるしな笑

　　けどなんか久しぶりか、話すの？

五：せやな、席も遠いし

○：席替えはもうちょい先か

菅：お楽しみのところ申し訳ないけど、行くよ笑

○：お、そうじゃん

一：〇〇くん、お楽しみだってよ笑

○：楽しいのは楽しいじゃん？

　　五百城と話すの好きよ

五：え？//

一：うわ～、〇〇くんの女たらし～笑

○：それは誤解だって！

池：今の発言は聞き捨てならないよ～

○：ごめんって

　　五百城ごめんな

五：謝るのも違うで

一：〇〇くんは女心がわかってないね

　　そんなんじゃ彼女できないぞ～

菅：そういえば、彼女いるの？

　　聞いたことないけど

井：（お、さっちゃんいい攻め！）

五：（それは気になる！）

○：いや、おらんて笑

　　いたこともないし

池：好きなタイプは？

○：え～、わからんねえ

一：けど、なんか誰かがタイプみたいな噂聞いたような…

　　あーやが合宿でどうって話をしてたような？

○：あー、あったね笑

　　まあ、体育館着いたからそれはまた今度やね

菅：あー、逃げたー！

○：今度一ノ瀬には言うから、しりたきゃ一ノ瀬に聞いてくれ

一：じゃあ、このあとね！

○：おん

井：（それは私も気になるなぁ）

五：（これはめっちゃ大事やで）

菅：（今言えないってことはまさか？！）