ちょっと普通じゃない俺とだいぶ普通じゃない高校 #30
…
ﾃｯﾃｯﾃ ﾃｯﾃｯﾃ ﾃｯﾃｯﾃ ﾃｯﾃ ﾃﾚﾚﾝ
ﾃｯﾃｯﾃ ﾃｯﾃｯﾃ ﾃｯﾃｯﾃ ﾃｯﾃ ﾃﾚﾚﾝ
…
よく聞く機械音がこれほど長いとは思わなかった
心にあるのは焦る思いと募る想い
隣にいるのは蓮加、ではなく、久保
自分を怒ってくれる友達がいるとはいいものだ
入学時には思いもしなかった
今、思う、友達を、彼女を
もう二度と同じ誤ちで幸せを手放さないよう
「応答がありませんでした」
無情にも返ってきたのは機械的な定型文
久：私が話して来ようか？
○：それはいい
ちゃんと俺が話さなきゃいけないから
久：ふ〜ん
急に大人になるじゃんw
○：ほっとけ笑
○「電話したいからいい時に連絡ほしい」
送信と共につく既読の文字
一息着く間も無く
蓮「いいよ」
○「おっけ」
再び鳴る電話
3コール目で機械音が聞こえなくなる
蓮：…
○：蓮加、聞こえてる？
蓮：..うん…
○：まず、さっきまではごめん
もっと、こう、普通に話すべきだったよね
恥ずかしかったのもある、それはほんとごめん
でも、一応、聞いて欲しくて
気持ち悪いとか思わないでほしいんだけど、
蓮加のこと見ると、自分が抑えられなくなりそうなんだ
ほんとは目を見たい…
でも、見ると抱きしめたくなって…
蓮：いいのに、抱きしめても…
○：えっ…
蓮：…///
○：…で、でも…
いや、わかった
今から、会いに行ってもいい？
蓮：い、今って、部屋に来るの？
梅たち居るけど…
○：けど二人っきりで会える場所なんてなくない？
それに俺、見られてでもいいから会いたい
蓮：う、うん、じゃあ部屋に来て//
○：ありがとう、蓮加
ﾃﾞﾚﾛﾝ
久：ねぇ、私が隣にいたこと忘れてない？
○：いんや、流石にわかるよ
何人か変な目でこっち見て通り過ぎていったけどね
久：また部屋に来るの？
〇〇じゃなきゃ大問題だね笑
○：俺でも問題なんじゃない？
たまには怒られるのも悪くないでしょ笑
久：おっと、変わったねえ、優等生w
○：愛の力よ、久保にわかるかなw
ｺﾝｺﾝ
○：〇〇だけど入っていい？
蓮：…うん
ｶﾞﾁｬ
蓮：こっち来て
部屋の隅で積み上げられた布団の山を背もたれに座る蓮加
その元へまっすぐ向かう
途中、にやついた目線を複数感じたが気にせず前へ
座るあの子のもとへ
目の前で正座する〇〇
蓮：えっ、どゆこと？
○：もう一回言わせてほしい
さっきはごめん
それともう一つ
俺は蓮加のことが大好きだ
これからもよろしくお願いします！
蓮：うん、私も大好きだよっ(〃∇〃)
私こそさっきはごめんね
○：それは俺が悪いから気にしないで
それからもう一つ、先に謝っとくね
蓮：ん？
ｷﾞｭ〜
○：抱きしめてごめん
蓮：ちょ/// えっ///(,,•д•,,)
一同：ヾ( 〃∇〃)ﾂ ｷｬｰｰｰｯ♪
○：蓮加、可愛い//
蓮：ちょ、ちょっと、みんな見てるから///
○：見てたらダメなの？
蓮：だ…め…じゃないけど….
その恥ずかしいじゃんっ//
○：俺だって恥ずかしいよ？
でも、その顔も可愛い
蓮：なっ/// (⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)
○：目、見てよ、れんか
蓮：ｼﾞｯ( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )
○：(〃▽〃)
蓮：…ま、〇〇だって照れてんじゃんw
○：顔真っ赤にして何言ってんだかね
蓮：いつまでそんな余裕でいられるのかな？
ﾁｭｯ
○：っっっっ？？！！ ////
蓮：ど、どう？？(,,•﹏•,,)
○：さ、最高
超幸せ
俺からもしていいか？
蓮：え、う、うん(⑉• •⑉)‥♡
上記した頬に手を添え
少しとろけたような目を捉え
顎を少し傾け恥ずかしさと色気を纏った蓮加の体温を感じられる距r
ｺﾝｺﾝ
担：梅澤〜？
梅：は〜い
担：井上くんいる〜？
さっき男子部屋いったらいなくて、近藤がここじゃないかっていってたんだけどいるの？
○：あ、すんませ〜ん
お土産とか生徒会のみんなのどうしようかって話をしてました〜
担：岩本さんとイチャイチャしてるんじゃないんだよね？
他の人もいるか確認したいからはいるわよ
ｶﾞﾁｬ
山：こんばんは〜
担：まあ、大丈夫かな
井上もあんまり女子部屋はいるんじゃないよ
一応、男女なんだからね〜
○：すんませ〜ん
戻ります
担：学生なんだからちょっとはいいけどね
周りに迷惑ない程度に
一同：は〜い
ｶﾞﾁｬ
久：あぶな…
阪：二人の正解に入りすぎぃ〜
山：蓮加があんな顔するなんてねぇ〜
止めなかったら私たちのこと忘れてどうなってたのかな(≖ᴗ≖ )
梅：見てるこっちが恥ずかしいったら
蓮＆○：(*ﾉωﾉ)
○：流石に部屋戻るわ！
じゃあ、また！
ｷﾞｭ
蓮：なっ///
ｼｭﾀ
ｶﾞﾁｬ
ﾊﾞﾀﾝ
ｶﾞﾁｬ
ﾋｮｺ
○：蓮加、大好き///
ﾊﾞﾀﾝ