ちょっと普通じゃない俺とだいぶ普通じゃない高校 #36
そしてゴールデンウィーク最終日
一人蓮加の実家に朝一番で呼び出された〇〇
ピンポーン
執:お待ちしておりました、井上様
本日、井上様のお手伝いをいたします、執事の室です。
○:井上〇〇です。ご丁寧にありがとうございます。
室さま、本日はよろしくお願いします。
室:それでは着替えから行きましょうか
およそ30分、着替えに簡単な説明を受ける
室:それにしても若いのによくこの服がお似合いですね
○:そうですか?
室さんには遠く及びませんよ笑
室:今日は蓮加お嬢様のお遊びですけど、これからも来られますか?
○:まずは今日きちんとやらないと
室:それでは、お嬢様を起こしてきてください
○:はい
コンコン
○:お嬢様、起きてください
シーン
○:お友達を迎えに行く時間になってしまいますよ
シーン
○:失礼します
ガチャ
カシャカシャ
○:えっ?
蓮:へっへ〜、私がいつまでも寝てると思うなよ〜
すっごい間抜けな顔してる笑
○:はぁ、朝ごはんできてるから行くよ
蓮:あれ、そんな話し方でいいのかな?
○:失礼いたしました、お嬢様
行きましょうか
蓮:んっ
○:お手を繋がさせていただきますね
蓮:よろしい(﹡ˆ︶ˆ﹡)
===== 朝食後 =====
○:それではお嬢様、いってらっしゃいませ
蓮:〇〇、こないの?
○:私は車が運転できませんのでお屋敷の方で食事の仕込みをいたします
蓮:ふ〜ん…
母:ふふっ、蓮加、彼氏さんを困らせてはいけませんよ
蓮:ちょっと、ママ!
父:けど、彼とはきちんとお話ししなくてはな
母:お父さんも困らせるじゃないですか
○:大丈夫ですよ笑
室:それではお嬢様、行きましょうか
蓮:は〜い
〜〜〜〜〜〜
父:先ほどは驚かせたかな?
○:とんでもありません笑
母:そんなにかしこまらなくて大丈夫よ
今日も蓮加のわがままでごめんなさいね笑
○:いえいえ、とんでもないですよ
高校入学からずっと蓮加にお世話になっていますから
父:そうなのか?
母:お父さんはあまり家にいないから
ずっと大野くんの話ばかりですよ笑
この前の修学旅行ではキスまでしたらしいですよ
父:な、本当かな、大野くん!
○:は、はい
父:ふぅむ、そうか…
母:いいじゃありませんか、大野くんはいい子そうですし
父:まあ、そうか..
大事にしてくれよ
○:もちろん
母:それでは一緒にご飯の準備をしてくれますか?
○:ええ、うまくできるか不安ですが
〜〜〜〜〜
蓮:ただいま〜
一同:お邪魔しま〜す
母:ようこそ〜
楽しんでね〜
梅:ありがとうございます!
これ、お菓子です、召し上がってください
母:あら、わざわざありがとう
〇〇くん、お茶淹れてくれる?
○:食後に準備いたしますね
紅茶でよろしいですか?
母:ええ
与:あ、〇〇くん、執事やってるんだっけ?
山:荷物もって〜
○:これから御料理の方持って参ります
梅:お〜、キマってんじゃん
久:いいねぇ〜、蓮加の目もハートじゃん
蓮:ポ〜(*´`*)♡
母:ふふっ、いつも学校でもあんな感じなんですか
久:こっちが火傷しそうなぐらいですよ笑
梅:仲良しですよ、ずっと
○:お待たせいたしました、こちら前菜の…
〜〜〜〜〜
山:これ美味しいね
梅:やばい、ちょー美味しい
与:ゆうき、ここに住もうかなぁ
母:ふふ、いつでもいらっしゃい
〜〜〜〜〜
○:こちら、デザートと紅茶でございます
蓮:〇〇食べたの?
○:いえ、まだ食べておりません
梅:え、ご飯も?
久:なんか申し訳ない…
母:ふふ、あのご飯は彼が作ってくれたのよ
一同:えっ?!
○:いえいえ、皆さんのお手伝いをしただけですよ
蓮:じゃあ、デザートは一緒に食べよ
○:かしこまりました
蓮:あと、もう執事終わりでいいよ
普通に話してほしい..//
○:はい…
うん笑
蓮:ふふっ
母:さてお二人の馴れ初めでも聞こうかしら笑
楽しいガールズトークに挟まれた〇〇でした