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ちょっと普通じゃない俺とだいぶ普通じゃない高校 #10
餃子用にキャベツとニラをカゴに入れ、スープ用に卵をテキパキと選ぶ〇〇。
今度は挽肉をと思い、さらに移動する。
遥香とレイは後ろでキャッキャと話しながらついてくる。
遥:〇〇先輩、主夫って感じだねっ!
レ:ね、1年しか変わらないのにだいぶ先輩って感じ
あ、かっきー、エビが泳いでるよ
遥:ほんとだっ!
うちの高校に来てる子は一概にお嬢様ってわけではないが、少なくとも二人はそうなんだろうな、なんて考えながら、パックのグラムを確認。
○:一人50gあれば十分だから、400gでいいか…
あ、でも、他の具でも餃子包むんだったら多すぎるかな…
レ:先輩、いい旦那さんになりそうですね〜
遥:レイちゃん、それってもしかして🤭
レ:あ、ち、違うって、かっきー
もおぉΣ(□゚/)/
○:ふふっ
レ:あ、先輩も馬鹿にしてぇ〜
せっかく褒めてあげたのに
○:ありがと
あ、和のアイス買わないといけないから選ぼう
二人も食後に食べたいのがあったら持ってきていいよ
遥:え、でもさっきも買っていただいたので…
○:遠慮しないでもいいけど、じゃあ、ほしいのがあったらね
アイスとみんなでつまめるお菓子を買ってレジに向かう〇〇。
先にレジを出たところで待つ遥香とレイ。
レ:なんか、今日の先輩、いつもと違うよね
遥:ね
私たちが茶化してたけど、いつもより先輩、って感じ
レ:うん、料理もできて頼り甲斐もあるし、着てる途中で名前で呼ばれた時はドキッとしちゃったし
遥:レイちゃん、乙女の顔してたもんね〜😏
レ:なっっっっっ//😳
かっきーだって顔赤かったもんっ
遥:え〜😌
けど、私的には、お兄ちゃんって感じなんだよね
レ:それはわかるかも
かっこいいけど、なんでだろう、妹さんがいるからかな?
○:〜〜、ありがとうございます。
遥:あ、レジ終わった
レジから戻ると、なんだか楽しげな二人のもとへ向かう〇〇。
つられてなんだか笑顔になったところに、
蓮:な〜に、ニヤニヤしてんの、井上シスコン〇〇??|・ω・)ノ
○:おわっっっ、れ、蓮加..(。゚ω゚)
ずいぶんなミドルネームを勝手につけないでくれるか?
蓮:れんかは事実を言っただけです〜😝
○:はいはい
遥:それに、蓮加さんがいたら敵わないよ…ヒソヒソ
レ:二人ってまだ付き合ってないのかな??ヒソヒソ
○:お待たせ、ってか二人で何コソコソ話してんの?
遥&レ:い、いや〜😗
梅:またいちゃいちゃしてるよ、って言われてたんじゃない??
○:梅、久保、ついたか
でも、買い物終わったからもう出るぞ
蓮:ねぇ、れんかの分もあるんだよね?
○:多めに買ってあるから大丈夫だろ
蓮:ほんとぉ〜?(,,ơ дơ)✧
与:あ、私もいるよ〜
久保の後ろからひょっこり顔を見せる与田。
○:お、おぅ、まじかぁ笑
梅:まあ、私たちも食べれるもの持ってきたから
久:さすが、お取り寄せの達人っ!
与:やったぁ〜
騒がしい帰り道でしたとさ