天然色の絶望
多くの人は、絶望したときに世の中がモノクロームに見えるらしい。
「君は天然色」の作詞家も、妹さんを亡くされて、モノクロームに見えて書いた詞だったそうである。
私は、絶望しても、世の中がモノクロームに見えたことがない。
小さい頃から、夢を見ることは少なかったが、見る夢は全て総天然色であった。
世の中がモノクロームに見えるということは、一体どういうことなのであろうか?
世の中がリアリティを失うということなのであろうか?
私にとっては、絶望こそがリアルなのである。
希望とはファンタジーでしかない。
そんな人生である。