【ヨハネの黙示録】第13章に記された666の獣をテーマにしたオカルト映画。主人公の成長に合わせて1976年、78年、81年に3部作がつくられ現実の動きを先取りした形でこれから現れると予言されている恐るべき独裁者の前半生を映像化。☓年6月6日午前6時、頭に獣の数字666を持つ悪魔の子がローマに生まれた。彼の父は不明で母親は山犬。子供を亡くしたばかりの外交官ロバートは、素性を知らずに引き取りダミアンと名付けて可愛がる。だが神父によればダミアンは悪魔の子でエクソシズム(悪魔払い)しておかなければ大変な事になると言う。ダミアンの正体を知った者は次々と死んでいく。最初に神父、最後にロバート夫妻も謎の死を遂げた。ダミアンは今、ロバートの兄にあたる財閥の支配者に養子として迎えられアメリカへと渡って行く。ダミアンは強大な財力に支えられ若くして大統領顧問、駐英大使になり、将来は大統領になろうとしている。映画【オーメン】の獣ダミアンは、3部作のストーリーによれば世界皇帝を完成する事なく最後を迎える。2006年6月6日にリメイクされた映画【オーメン】を友人に誘われ観に行った思い出がある。イメージだけのホラーで怖くはないが悪魔オーメンといえば666である。