今はもう無いがUFO喫茶店と呼ぶマスターの店があった。昼間はマスターで夜間は居酒屋になる古本屋を兼ねた喫茶店で気に入っていた。その喫茶店のカウンター席で一緒になった初老の女性が幽体離脱の体験者だった。本などで知ってはいたが具体的に体験した人物と遭遇したのだ。幽体離脱を体験した初老の女性曰く…【風邪で具合が悪く、殆ど毎日寝込んでいた。その時、初めて幽体離脱を体験した。霊体が自分の身体から抜け出て布団で寝ている自分の身体を見下ろしていた。そこへペットの犬のスピッツがワンッ、ワンッと吠えた。その声で自分の霊体は肉体へと戻った】。初老の女性はペットの犬スピッツが吠えてくれなかったら死んでいただろう、と語る。ペットの犬スピッツが吠えてくれたお陰で自分は今生きているのだ、と私に話してくれた。貴重な体験談を聴かせていただいた。私も14歳の時に夜間だが青白い燐の様な発光体の白いワンピースを着た足首から下が空気と同化した女性の【幽霊】を見た事がある。だから全て理解出来た。
