「最後のiPhoneにする」ぐらいの気持ちで、iPhone 15 Pro Maxを買い、「少しでも長く使い続ける」運用をする
ボクはiPhone 15 Pro Maxを使っています。
ボクは待たされるのがキライなので、配達日数が2~3日になった2023年年末に買いました。それまではiPhone 13 Proを使っていましたが、15 Pro Maxに乗り換えたわけです。使って約3ヶ月が経ちました。
13から15に乗り換えた理由としては、「とりあえず長く使いたい」というのがありました。最低でも5年、できれば10年は使いたいということです。
大げさに言えば、「最後のiPhoneにする」ぐらいの気持ちでいます。それぐらいでないと、あくまでボクの場合ですが、iPhone(スマホ)ごときに、これだけの高いお金を支払うことはできません。
なので、OSサポート切れやバッテリー劣化は、この際気にしないことにしています。工夫と我慢をすれば、なんとなるでしょう。なんともならなくなったら、「iPhone(スマホ)卒業もあり得る」と思っています。
Proではなく、Pro Maxにしたのも、「長く使うなら、筐体が大きい方が有利かな」という、ボクなりのなんとなくの判断です。
日本でのiPhoneの価格はここ数年、モデルチェンジするごとに高騰の一途を辿っていますが、今後もその傾向は続くだろうというのも、15購入に踏み切った理由です。
ボクが買った15ですら、ベース価格で18万9800円という、十分なボッタクリ価格ではありますが、次のモデルはもっと高くなるだろう、20万円超えても不思議ではない、と読んでいるということです。なので、「さらに高くなる前に買った」わけです。
読みということで言えば、少なくとも今後数年は、チップ性能が大幅に向上することはないだろう、というのもありました。TSMCのロードマップを見ると、いくつかの3ナノプロセスのチップと、その先に2ナノが予定されています。
Appleのことなので、それなりにチップ性能は上げてくるとは思いますが、「微細化のカベ」の影響があるようなので、最大でも10%程度、あるいはそれ以下の性能向上にとどまるでしょう。それもベンチマーク上の話に過ぎず、実際に使っている中で、チップ性能の違いを体感することはまずないと思われます。
と言うのも、13(5ナノプラス)から15(3ナノ)に乗り換えてこのかた、処理が速くなったとか、動きが良くなったとか、チップ性能の差を体感したことはほぼないからです。あったとしても、バッテリーの持ちが良くなったような気がしないでもないとか、そう言った誤差レベルのビミョーな違いでしかありません。
iPhoneで日常的に重い作業をしない人、つまりボクを含む多くの人にとって、このレベルでのチップのアップグレードはほぼ意味なしです。なので、今後チップ性能が向上したとしても、「ボクにとっては意味なし」でカタがつく、と考えて差し支えないということになります。
13は、チップ性能を含む使い勝手という意味では、15と比べても遜色のない、なかなかよくできたiPhoneでした。しかし、ボクにとって、致命的なまでに気に食わない点がありました。それはLightning端子です。つまり、13から15に乗り換えた理由として、USB-C端子にしたかったというのがありました。
Lightning端子の問題点としては、USB-Cに比べ、接触不良が起きやすかったいうのがありました。
充電しているつもりが、充電していなかったといったことがけっこうありました。もしかしたら、サードパーティ製のケーブルだったからかもしれません。ただ、サードパーティ製であっても、USB-Cが接触不良を起こした経験はありません。つまり、そういうことだったと理解しています。
あと、手持ちのUSB-Cハブや外部SSDなどをつなげられないのが、不便というのもありました。
iPhoneと外部デバイスとのデータ出し入れには、エアドロップやiCloud Drive経由という小賢しいやり方もあるにはありますが、当たり前のことですが、有線の方が、早いし確実です。Lightning時代は、iPhoneのへの外部デバイス接続を半ばあきらめていましたが、今更感はあるにせよ、ふつうにできることができるようになったことは、ふつうに便利です。
なお、転送速度については、「こんなもんかな」という感じで、可もなく不可もなくといった印象です。とりあえず、Thunderbolt4ケーブルを使うようにしています。
以上が、15を購入した主な理由です。
3ヶ月ほど15を使ってきた感想としては、「ほぼ満足している」です。使い勝手や機能はほぼ期待通りでしたし、一部ネットで騒がれていた発熱問題も、杞憂に過ぎませんでした。色はブラックを選びましたが、シブくて今でも気に入っています。
一方、期待ハズレだなと思ったこととしては、外部モニター(24インチFHD、HDMI)につなぐと、けっこう発熱することです。ハブ経由で電源ケーブルにつないでいるにもかかわらず、バッテリーも減っていくので、この運用はあまり実用的ではないなとは思いました。あくまで、「こういうこともできるよ」というオマケ的な機能だと考えておくのが無難でしょう。
これは15の問題と言うより、OSの問題だと思いますが、バッテリー充電の最適化で上限80%に設定しているのですが、モバイルバッテリーをしばらく装着していたら、ふつうに100%充電されたときがありました。
以前記事に書きましたが、ボクは基本的に外出するときしか、iPhoneを使わないようにしています。外出時の使用も、最低限に抑えるようにしています。このような運用は、iPhoneを長く使うために他なりません。われながら、「変わった運用をしているな」とは思いますが、ボクなりに良かれと思って始めた運用なので、とりあえず、この路線を突き進んでいきたいと考えているところです。