
2025年2月23日、ドイツ連邦議会選挙 (1733文字)
明日(2025年2月23日)、ドイツ連邦議会選挙があります。
私は、それほどドイツのことについて知っているわけではありません。
だからドイツについてはの関心は、①この選挙でAfDはどの程度議席を増減するか、②ドイツはEUを脱退する方向に舵を切りそうか、③ドイツは自国自動車産業の危機をどう乗り越えるか、④ドイツは中華人民共和国を切り捨てることができるかどうか、程度しかありません。
①この選挙でAfDはどの程度議席を増減するか
私は、AfD(独語 Alternative für Deutschland AfD[アーエフデー]、日本では[エーエフディー]と発音されることが多いようです。「ドイツのための選択肢」[ドイツのためのせんたくし])について、マスゴミはAfDを極右政党として紹介していること、同党はドイツへの移民に反対していること、イーロン・マスクが同党を応援していることくらいしか情報がありません。
私は、AfDの「ドイツへの移民に反対している」という点に「ドイツは、大戦後の労働力不足を補うために、長期間移民受け入れ政策をとってきているから、どうやってこれを政策転換するのだろうという興味があります。
②ドイツはEUを脱退する方向に舵を切りそうか
英国がEUを離脱したことが成功だったのか失敗だったのか未だ分かりませんが、ドイツはEUの中で一生懸命働いて他の国々の低いGDPを補ったりEUの共通通貨であるユールの価値を支えつづけることをやめたいと考えているのではないかと思います。
だから、英国のようにEUから離脱しようと考えているような気がします。英国がEUから離脱したことが成功だったのか失敗だったのかいまだに分かりませんが、それでも「EUから離脱した方が今よりはましだろう。」と判断しそうな気がします。
今回の選挙で第一党がどこになるかによって、ドイツのEU離脱の可能性を占うことができそうな気がします。
③ドイツは自国自動車産業の危機をどう乗り越えるか
EVシフト(EV shift:Electric Vehicle shift ガソリン車などの化石燃料自動車から電気自動車(EV)への転換を目的とした動き)はほぼ失敗したといっていいと思いますが、この失敗で欧州の自動車メーカーは大打撃を受けました。ドイツも同じです。
私の想像ですが、ドイツの資本家や大企業の事業主は「EUの理想主義に着いていくことは危険だ。」と感じていると思います。ドイツは、第二次世界大戦で欧州を戦火に巻き込んだ責任を感じているのか、欧州の理想主義的な言動に正面切って反対することはないようですが、「EUとくっつているとろくなことがない。」と感じているのではないかと思います。
④ドイツは中華人民共和国を切り捨てることができるかどうか
ドイツは「経済的に中国と親密」という印象があります。
私は、「中国が悪意を持たない取引相手国になることも、世界のリーダーになることも」ないと思っています。
だから、中国と貿易する国は「後々損をするだろう。」と思っています。
なあのに、ドイツが中国と親密だったことを意外だと思っていました。
しかし、今や中国は経済破綻の足音が近づいている国です。
そんな国と貿易することは自国の不利益でしかありません。
そういう不良取引相手は、すぐ切る(取引関係を中止する)べきですが、ハニートラップや賄賂を含む種々の事情でそれをすることができていないところもありそうです。
そこをどうやるのか、ということに興味があります。
このことも、2月23日のドイツ連邦議会選挙でどこが第一党になるかで見通しが立つだろうと思っています。
イーロン・マスクがAfDを応援しているということは、アメリカがドイツに何らかな利用価値を見出だしているということでしょうから、トランプ大統領の今後の政策展開を想像するためにも、AfDの躍進(か衰退)に注目したいと思っています。
とはいえ、私はYouTubeの政治動画から情報を得ているので、詳しい選挙結果を知り、その評価ができるのは選挙後かなり経過してからということになります。