4年暮らした佐賀生活を、ふりかえる
何の縁もなかった佐賀でたまたま大学生になり、4年間を過ごした。
センター試験を受けたときには候補にもなかった、数学の点数が足りなかったから先生の一声と自分の直感だけを信じて、佐賀に来た。
それから4年、たくさんの大切な人と、思い出の場所と。本当に毎日がキラキラしていて、素敵で幸せだった。
駅までの道とか、大学周辺のお店とか、市内だけじゃなくて唐津とか、嬉野とか。
見ただけで思い出が蘇る場所がたくさん、散りばめられている。
夜中から長崎ドライブに繰り出したり、朝まで恋バナしたり、自転車で干潟まで朝日を見に行ったり
コロナが会っても関係ないほど、大学生らしく4年間を過ごした。
人生で一番時間があって、たくさんのことに挑戦できた。一つのことを継続することもできた。
普通に暮らしていたら関わらないであろう人たちにたくさん出会えて、多くの価値観を知って、自分のいいところも悪いところも向き合う時間がつくれた。
本当に貴重な時間だった。この時間がない私の人生は考えたくないほど。
沖縄から出てきたわたしに、佐賀で居場所ができた。
また帰ってきてね、絶対会おうね、と声をかけて一緒に寂しがってくれる人もできた。ほんとうに幸せなことだなぁ。
この4年間はわたしに自信をつけてくれた。とにかく行動すること、能動的に思考すること、素直に気持ちは伝えること。
自分の人生に積極的になることの楽しさを学べた。
4月からは佐賀を出て、今度は埼玉。どんどん北上していく。
でもきっとここでできた縁は切れないし、埼玉でも新しい喜びがある。
等身大で、自分の気持ちに素直に、自分を大切に。
環境に感謝しながらまたスタートできたらなぁ、と思う。