「ナイトフライ」の裏側
ドナルド様を
自分のアイコンにしているので
いまさら表ジャケもないもんだと
「ナイトフライ」裏ジャケから。
言わずと知れた
ドナルド様の
ソロ名義のアルバムです。
「スティーリーダン」というバンドそのものより
このアルバムは
有名かも知れません。
人によっては、
80年代を象徴する一枚。
なんというか、
60年代の、古いSFみたいな世界観で、
描かれる、コンセプトアルバムという。
アイザックアシモフとかの
当時から見て
未来を描いたものが
既にレトロワールド化。
60年代など知りもしないのに
なんか懐かしい、という錯覚。
を、地で行くナイトフライ(発売当初でさえ、その感じがあったのでは)
その後、ドナルド様のソロ
アルバム「カマキリアド」も
謎のエコカー
「カマキリ号」に乗って
そのままドライブ!
トゥモローズガールが
やって来る!
ドナルド様、懐古趣味というか
レトロSF、好きなんだと思いますね。
私も好きです。
「ナイトフライ」に戻りまして
ジャケット記載の
演奏ミュージシャンのクレジットを見て
「ほう、マーカスミラー。。」
と、ニヤニヤしながら
という食しかたも、あるのですが
せっかくなので、
このアルバム専用の
教科書を用意。
ここ試験に出ます↓
まんまですね。
アルバム全曲解説。
当時、
長期入院するタイミングで、
出版されていたのを
本屋で発見。
これは、入院のお供に、
と購入した記憶。
まだ、この時、
画像の「重版出来」の帯は無かったですが、いつの間にか、
けっこう売れたんですね。。知らなかった。
活字を愛するものとして、
重ねて、めでたいです。
MISIAのEverythingや、
キリンジのプロデューサーとして有名ですが、
読むと、
スティーリーダンへの、
滴り落ちるほどの、愛。。
キリンジを最初に聴いたとき
「日本にスティーリーダンがいる。。」
とびっくりしたのを
懐かしく、思い出しますが、
犯人は、冨田さんでしたね。
当時のレコーディングエンジニアはみんな
「ナイトフライ」をサウンドチェックに使っていたとか。。
当時、最高の音質はこれ、という。
ナイトフライ、お好きな方
必読です。
読んで、納得の内容。
これを読んだら、
冨田さんの「冨田ラボ」名義のソロ一枚目
傑作です。
是非、読後にデザートとして。
オススメ。
聴けば聴くほど
この幅広いアプローチで
コンセプチュアルな統一感。
アルバム全体の流れが、美しく。
インストゥルメンタルも
単体でカッコいい曲なのに
アルバムコンセプトにバッチリはまる。
↑冨田さんの、ジャケット
元ネタは、↑これですよね。。
LOVEが溢れている。。
しかし、
活字で音楽を語るのは
とても、楽しい。
音を使わず
音楽にアプローチするのが
醍醐味かと。
冨田さんも、
そう思っているであろう
と、勝手に考えていますが。