見出し画像

パット メセニー 「アメリカンガレージ」


ボーダーのシャツばかり
着ていた時期か

パットメセニーくらいメジャーになった
「ジャズギタリスト」は、
他にいないですよね。
大学生の時、FMラジオつけると、「Last train home」が死ぬほどかかっていましたが、

いまさら、
ジョジョのエンディングに採用。
時代を越えた、名曲の証

↑こんな感じで、プレイヤーとしてはもちろん、曲自体も人気があるのは
なかなか凄い。

同時代だと、ジョンスコ様は
はずせないが。
音楽自体の人気は
パットが群を抜いている。
人気のマイクスターン
だが、やはりギタリストとしての人気。


↑この記事では、
ギターという楽器の
オーケストラとの食い合わせの悪さと
音量の問題など書きました。
そこから派生して
ジャズギターというジャンルが
管楽器より、比較的に弱小で、
ジャズファンのなかでも
マニア感があることなど。

ギターの電化が始まって、クロスオーバー、フュージョンが出てきて、
はじめてメイン楽器として
日の目をみだしたなと。

なので
パットメセニーは
ジャズギタリストなのか?
フュージョンギタリストなのか?
という問題も出てきますが。

汎アメリカンミュージック的
棚で言うと「ワールドミュージック」
アルディメオラが、すっかり
この色に染まっていった。。

↑ワールドミュージック的で
イケイケなパットも良いですが

個人的には
地味目のECMレーベルの初期作品が
好きです。

ファーストアルバム
ジャコ、ボブモーゼスとのトリオ
透き通るような、静謐感
これをベストに推すファンも多い


アメリカンガレージ。
抜けるような青空、カントリー全開。
ブラジル味が入る前で
ライルメイズのピアノが
みずみずしい。

なかでも、
「アメリカンガレージ」が
パットメセニーらしいと
思って、一番聴いてました。

今考えると、本人的には
嫌なアルバムかもしれない。。
ECM期の作品は
おそらくレコーディングに
時間をかけないレーベル方針で
完成度としては?

と、邪推しますが。

カントリー路線のパットは
古きよきアメリカの田舎感
ジェイムズテイラーの影響
レトロな郷愁と、抜けのよさが混在していて
日本人にも
どこか、懐かしい。

パットなりの郷愁なんでしょう。
そうそう、ノスタルジック。
グラミー賞



この路線だと
晩年のビル・エヴァンストリオを支えたベーシスト
マークジョンソンのアルバム↓

サマーランニング!

パットメセニーと
ビルフリーゼルの
2ギターに
マークジョンソン
ジョーイバロンのドラム

これが、また
カントリー全開で
最高。
ピクニックのお供に良し。


ジャズギターって
パットメセニーくらいしか
一般的に知られたプレイヤーがいない。
地味なジャンルだな、と再確認。

ジャズギタリストとしての
パットメセニーより
カントリー的なポップ感とか
作曲の方にメジャー感があるというのが
世間の認識。

そんなパットメセニー

オーネットコールマンが好きらしく

「ハーモロディック」という
独自の理論で演奏。
ジャズ本流から見ると、異端かも。。


時々、フリージャズ的なことを
やってしまうのですが、

オーネットコールマン本人からは
「あれは、ハーモロディックじゃないな。」
と、言われる始末。。

天才にも、いくらか緩みがあると
安心する。

いいなと思ったら応援しよう!