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小諸のこと
小諸にある飯綱山公園のこと。
美術館から始まり、近年は新しいレストランにワイナリーができて、小諸のホットな場所となっている。
私が小学生の頃は、リンゴの木が植えられ、小学校へ近道していくのに、越える山という存在だった。
途中、稲荷神社があり、必ず頭を下げてから通って行った。
近道といっても、素直に通学路を通っていく方が早いと思うが、小学生の私は、近いと思い込んでいた。
美術館やハローアニマルができてからは、綺麗に整備され、元旦に日の出を拝むスポットとなっていった。
中学3年から始めた仲間と集まって見る初日の出。その年は、母が作ってくれた豚汁を皆で食べた。
ほぼ、誰もいなくて貸切だった飯綱山公園でみる初日の出も年を重ねるごとに人が増えて、近年は足が遠のいている。
変化することの大切さも、人が集まることの大切さも感じている。
りんごの木と杏が植っていた飯綱山が、時を経て、枝垂れ桜の名称となり、子どもたちやペット連れを喜ばせる場所に変わっていることは嬉しい。
それでも、まだ注目される前の飯綱山を知っている自分を誇りに思うのはなぜなのだろうか。