学校のこと
ちょうど一年前。
小学校一年生になった息子は、学校に馴染めずにいた。
クラス内のコミュニティに入れないことや環境の変化についていくことができなかった。
ただ、適応するフリができるので、先生からは「問題ない」と認識されていた。
朝になると「お腹痛い」「足が痛い」と泣きながら訴え、その度に休ませるのか、無理にでも行かせるのか悩み続けた。
一緒に学校の前まで、歩いて行ったりもした。
早く迎えに行って、喫茶店でパフェを食べたりもした。
スクールカウンセラーにも相談した。
息子は、状況も分からず教室から出たい一心で特別支援学級名を出して「○○の部屋に行きたい」と泣きながら訴えた。
補助の先生たちに状況を理解してもらえて、少しずつ学校の中での居場所を見つけることができた。
隣の席に座っている子に「友だちになろう。」と声をかけて、友だちを少しずつ獲得していった。
今、小学校一年生で苦しんでいる子がいる。
息子にどうだったか聞いてみた。
息子の口から語られる経験が、苦しんでいる子の役に少しでも立てば良い。
そして、良く頑張ったね。息子!とも思った。
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