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ドイツ人はやはり環境保護の意識が高いですか?

ドイツは環境保護に積極的に取り組んでいることで有名です。ですからゴミの分別もさぞしっかりされているんだろうと思われるかもしれませんが、人によります。燃えるゴミのコンテナに、生ゴミやプラスチックが入っていたり、紙ゴミの方にビニールが入っていたりと中々雑に捨てられているのが現状です。とは言っても、日本では生ゴミも紙もプラスチックも、燃えるゴミとして一緒に捨てていい自治体があるそうですね。

家庭ゴミはそれぞれの住居ごとに置かれたコンテナに捨てます。黒いコンテナには燃えるゴミ、黄色いコンテナはリサイクル資源でプラスチック製品や金属など。青いコンテナは紙。生ゴミは茶色のコンテナです。空きビンは別で、近所の道にドーンと並んでいる半円ドームに色別に投げ込みます。

ただビールの瓶は捨てません。飲み物のペットボトルやビール瓶はお金に還元できるからです。ビールやジュースを買う時はその物の値段に容器の代金もセットで支払うようになっています。ですから空になった容器をスーパーなどで返却すると、容器代金が戻ってきます。(例えばジュースのペットボトルは一つ15セント)街中ではゴミ箱をのぞいてペットボトルやビール瓶を集めている人をよく見かけます 。塵も積もればで、それなりの額になるのです。 でもまあ、ゴミ箱に腕を突っ込んでいる人を見るとちょっと引いてしまいますが。

小さな電化製品は最寄りの量販店で引き取ってもらえ、大きな電化製品や粗大ゴミは自分でゴミ回収所に直接持ち込みます。無料です。取りに来てもらうこともできますが、そうなると高く付きます。

以前に増して「持続可能」「リサイクル」「環境にやさしい」、「ビオ」という言葉を生活の中で目にするようになりました。環境に優しいと謳う洗剤の種類も増え、毎回ちょっと高いエコな洗剤か、安い普通の洗剤を買うかで迷います。お肉もしっかりしたプラスチックの容器から簡易な袋状のタイプが出てきました。魚の切り身が防水加工の厚紙の入れ物に入っていたり、クッキーを開けたら中の容器がこれまた厚紙だったり。2022年からはスーパーでのビニールの買い物袋の販売が禁止され、紙袋になりました。


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