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何でもないことで、子供泣かせたわ

キューバ人の同僚がいるので、なんとなくBappa ShotaさんのYouTubeで、キューバの現地の状況を伝える動画を見たら、凹んだ。

平等を目指している社会主義国の、あまりにも不平等な格差社会。社会の枠組みは自分の力では、そうそう変えられない。そこで生まれたことが不幸なんて、やりきれない。日々、自分の感覚に右往左往している自分が恥ずかしくなった。

このキューバシリーズで、売春をしている大学生の女の子が出てくるのだが、その子が明るくて可愛い。なんでこんなキラキラしてるのかしら。
悲壮感が和らぐけれど、逞しいなんて言えない。

ドイツは今日から冬時間になった。
夜の8時が、昨日だったら9時だった。
これがなかなか厄介なのだ。私の体のリズムが少しずれている。
上の子、トラ雄はソファーベッドにダイブした。ダイブするとズボンがするりと脱げて、お尻がペロンと出てくる。弟のクマ吉が爆笑する。
面白い。面白いが、イライラする。
もう寝ないといけないのに。昨日だったらもう9時なのに。
「寝る時間だから静かにしよう」という私の声はトラ雄には届かない。

3回目のダイブで、私はキレてしまった。
「自分たちで寝てくれ!」
と言い残し、お風呂に行った。
自分で歯ブラシをしてベッドに入って寝ればいい。

お風呂から出て、さてnoteでも書くかとパソコンに向かったら、
子供の部屋からシクシクと泣き声が聞こえてきた。
まだ寝てなかった。

「ごめんなさい。ごめんなさい。僕が悪かった」
クマ吉もトラ雄も泣いていた。
「二人とも悪くないよ。お母さんが良くなかった」
なんで私は怒ったのだろう。なんでこんなことになっているのか。さっきまで笑っていたのに。

喧嘩をしたら、仲直りのギューをするのがウチの儀式だ。
それなしでは子供達は寝れなかった。
寝る前に読む本も、クマ吉にには必要だった。
本を読んだ後、もう一度お休みのギューも必要だった。
まだまだ子供なんだ。
子供であることを、もっと大事にしてあげなきゃ。

私たちは恵まれていると、ここに何度か書こうとして、その表現は適切ではないような気がして、消した。
ありがたいと、わざわざ思わないと思えない私。
不甲斐なさでいっぱいだ。
とにかく今日は寝ないといけない。
昨日だったら23時半だ。





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