【ホラー映画感想】ザ・インフェルノ
お久しぶりのnoteです。
本当はこの間いくちゃん(生田絵梨花ちゃん)のライブに行ったのでその感想を書こうと思っておりましたが、あまりの急激な夏の訪れに夏バテを起こしており体調が優れないまま、7月ももう終わりです。皆様夏についていけてますか?
のんびりと更新していくつもりです。
暑いなあ〜こんな時はそうですねホラー映画ですよね。特にスプラッタ系ですよね。
私はホラー映画好きなんです。絶対に体験しない(体験したくない)事象だからかちょっと達観した視点で見ることができるのが好きなポイントです。
恋愛系とかって、後に引きずりませんか?擬似体験してしまうというか、うわぁ切なすぎるよと。私の中でのホラー映画はファンタジー的な気持ちで見ています。ただかなり怖がりでもありますので見るたびに吐きそうにもなっています。
今回見たホラー映画は、
『ザ・インフェルノ』です。
珍しくチリ産の映画です。チリはスペイン語なんですね。スペイン語圏のホラーって宗教絡みで悪魔とかそういうジャンルが多いのですが、今回はドスプラッタです!
ご興味のある方、耐性のある方のみお読みください。
以下ネタバレございます。
この映画は『そうはならんやろぉ』とツッコミどころを探すのに最適です
あらすじとしては、
70年代混沌としたチリの政権下で権力を持っている父(相当な異常者)に育てられたフリン。(ヴィラン側主人公)
立派な精神異常殺人者となりました。
その村にバカンスで来た女性4人組。
フリンとその子(こちらも異常者)に襲われる。というあらすじです。
スプラッタ系のため詳細の記載はいたしませんが、『そうはならんやろぉ』とツッコミながら見ることができました。
以下は私のツッコミです。
ツッコミどころ①スペイン語がめちゃくちゃ日本語に聞こえる
スペイン語ってあまり聞き馴染みがないので字幕頼みになるんですけど、ふとしたタイミングで、…今私、スペイン語を理解できたかもしれんと思うシーンが多々ありました。
ワインを飲むシーンも多々ありチリを感じられる映画でした。時代背景も内戦や政党争いを感じられ異国のホラー映画感がよかったです。
ツッコミどころ②この女子旅の企画立案誰ですか?
事件に巻き込まれるメイン女性が4人います。
1カミラ(マドンナ的存在。同性愛者)
2フレア(カミラのパートナー。奔放な同性愛者)
3カミラのいとこ(異性愛者ですがフレアとキスしてました)
4カミラの姉(めちゃくちゃシスコン。フレアが大嫌い)
特にカミラの姉がフレアのこと大嫌いと公言していて、なぜこのメンツで旅行に来たのかが謎すぎましたし、なんならフレアがパーティーで上裸で踊ってました。姉のあんなに冷たい視線を浴びても踊りつづける神経の図太さ圧巻です。
そしてホラー映画あるある。ビッチから死んでいきます。
ツッコミどころ③途中の鳥の描写なんですか?
所々、鳥が亡くなり地に帰っていくシーンがあり全く何の描写かわかりませんでした。誰か教えてください。
ツッコミどころ④あの怪しきBARはなんですか?
別荘への道がわからなくなって明らかに怪しいBARへ道を聞きに行く神経の図太さも圧巻でした。そこでフリンの愉快な仲間たちに出会っちゃいます。
ツッコミどころ⑤何故鍵をしめない?
旅行先でも絶対鍵をしめましょうね。皆様。
フリンがズカズカ入ってきます。
ツッコミどころ⑥スプラッタ系で鏡を見ちゃう女性100%死にます
残虐なシーンがあり、1人の女性が鏡に映る自分を見て自害します。最後の場面でもガラスに映る自分を見て人生どうでも良くなるシーンありました。
これって、スーパースプラッタ映画の『ホステル』でもようやく助かったところ鏡に映る自分を見て生きていても意味がないと思い自害するんです。おそらくこの監督は相当ホステルに影響をうけております。鏡ダメ絶対。
自害した女性に毛布をかけてあげるシーンありますが肩までしかかけてあげず、大変なことになっている頭部は晒されていてそこも謎でした。私なら毛布頭までかけてあげます…
ツッコミどころ⑦何故戦う?
残虐なことをされ、トラウマ級の残虐なシーンも見ますが3名が一晩あかして助かるんです。車もあるし遠くに逃げて助けてもらうチャンスが相当たくさんあったんです。なのに、明らかに怪しきBARで3分ぐらい話した女児を助けに行こうと急に湧いて出るヒーロー願望。全く意味がわからずです。ホラー映画あるあるですよね。ほっときゃいいのに何故関わる?お国柄的なのがあるのかアメリカのホラー映画に多い、ほっときゃいいのに現象。チリ映画も然りでした。
ツッコミどころ⑧何故とどめをささない?
これはホラー映画共通です。やっとヴィランを倒して帰れるのに最後のとどめをさしてないが故に起こる『ここにさっきまで居たのに』現象。本当にどんな神経なんでしょうね。仕事でもきっと、メールの最後に何卒宜しくお願い申し上げないタイプだと思います。
この映画のオススメポイント
私は基本的にどんな映画でも興味深いので駄作だった等々は思いませんのでこの映画のオススメしたいポイントを記します。
①監督のホラー映画好きが伝わる
この監督はきっとホラー映画好きなんでしょうね。やりたい描写を全てやってみました!感がすごくあり、同時にアメリカ映画への羨望も感じました。高画質でしたし、このホラー映画のこのシーンのパロディしたいんじゃぁ〜!感を感じられました。
②チリ感満載
役者さんの人相とかお国柄がやはりでますよね。チリってこんな感じなんだなぁ〜(行くの怖くなっちゃった)
③スプラッタ描写大胆でした
好きな人には刺さると思います。私は今やんわりお腹痛いですが…
④ツッコミどころ満載で誰かとツッコミながら見ると面白い
関西人の夫はなんでやねん連発でした。
まとめ
時にホラー映画好きを公言すると精神不安定な人間なのか?と言われることがあるのですが、(否めないですが)私はホラー映画を文化的背景や宗教的背景を考察しながら見るのが好きなんです。文化人類学者と呼んでほしい。
なにしろ恐怖は人間の根幹ですからね。自分のライフステージでも変わると思います。今回の映画も私にとってはかなり胸糞悪いなと思うシーンが多々あり、それがほとんど親子に関連していることでした。守るべきものが増えたのだと自分の中での変化を感じました。何を恐れているのかを見直すことって重要かもしれません。
本当にグロ耐性ない人、絶対見ないでくださいね!