ファッションもしくはあきやさんへのラブレター
このnoteにあまりにも心を揺さぶられたので、書きました。タイトルの通りです。
ファッションはずっと好きだった。
唯一親に口を出されなかった領域がファッション。
正確に言うと、母親からのコンプレックスは感じていた。
おそらく、母親はファッションにコンプレックスがある故に娘にひらすら自由にさせる、という行動を取っていた。
何か言いたげな気配を感じ取っていたが、私は徹底的に気が付かないふりをしていた。
ファッションにコンプレックスがある人は、そう感じていることさえも口に出すことを躊躇するんだろうと思う。
母のコンプレックスは顧みない。
それは私がファッションを好きで居続けることの意地の一つでもある。
自問自答ファッションに出会ったのは、「小さいバッグ 入らない」でググった結果、このnoteがヒットしたことだった。
スタイリストの人も答え出ないのか〜じゃあ私も無理だわ、とサックリ小さいバッグ問題は諦めた覚えがある。(まさかその後マーモントを買うなどと夢にも思わず)
その後noteやブログを読み、「これは大変面白いものだ!」と思った。
服がありすぎるという悩みを解決できそうな予感もあった。
確か一度マンツーマンの講座に申し込み、落選。
教室が始まったばかりの初夏頃に、品川なにのむ?展であきやさんとお話しする機会があった。
その時に「教室、近々募集ありますよ」的なことを言われて、応募。その後9月に受講となる。(もしかしたら違うかも。でもだいたいこんな感じ)
自問自答ファッションの出会いから、最近まであった悩みの核は「とにかく拡散して服が増えていく」
ファッションはずっと好き。
どうしようもなくて立ち尽くす、ということはなかった。
でもまぁ、服をたくさん集めているのに、凝縮していくというより、バラバラと拡散していく感じは不安ではあった。
なんとか、1つの線を通したい。
今振り返って思うと、それが望みだったように思う。
コンセプトが欲しい。でも何かしっくりこない。
教室で作ったコンセプト、外れてはいないけどまだ「1つの線」にならない。
考えながら、試着・買い物・運用を続けていく。
自問自答ファッションからムーンプランナーに出会い、パーソナルサービスを受けることで事が進む。
「1つの線」の欠如は時間の使い方にも表れており、指摘され、これはもうプロの手を借りるしかないな、と思う。
トラウマ治療を開始することになる。
育っただけでトラウマ化するって何?!と思わなくはない。
好きなこと(ファッション)を入り口に、ものすごく辛いことを乗り越えて、好きなこと(ファッション)を出口にする。
私のサンドイッチ。
この構造は本当に良く効いた。
辛いなというタイミングはいっぱいあったが、やはりファッションに気持ちが帰ってくる。
「自分が心から納得する服が着たい。コンセプトが欲しい。自信のあるクローゼットを作り上げたい」
ファッションに対して気持ちを言語化してきたおかげだと思う。
おそらく、自問自答ファッションやムーンプランナーに出会わなくても人生のどこかのタイミングでトラウマ治療は行なっていたと思う。
でも、自問自答ファッションとムーンプランナーに出会ったことで、これ以上ないほど安全に治療を進めることができた。
「好き」を上手く使って、物事を進める経験になった。
トラウマ治療を潜り抜けたところ、「ファッションが好き」という気持ちに何の不純物も混ざらなくなった。
治療前はちょっと混じってた。
好きは好きだったんだけど、一抹の不安のようなものがあった。
今もう、ただただ、好きである。
ファッション、大好き。
ずっとファッションに救われてきた人間なので、全人類にファッションを楽しんでほしいと思っている。
ファッションは全人類に優しい存在であってくれ。
そう思えないのは、もう環境が悪い。と私は思ってる。
「何歳になったらこれを着ちゃいけない」とか、人に圧をかける方向のアレは全部間違ってる。
なんてひどいことを言うんだ。人類、服着てるだけで尊いよ。そうであってくれ。
「ファッションはすべて自由(裸は除く)」なんだけど、そう思えない人もいて。
その人が悪いわけじゃなくて、そう思わせた何かが悪いんだけど。
ファッションには全人類に優しい存在でいて欲しくて…でもそう感じられない人もいて。
「ファッション、楽しいよ」と伝えたいけど、全然伝わらないよね。
でも本当に楽しいので…もしご自分が楽しめないなら、私が踊り狂ってるところを見て、クスッと笑ってもらえれば…。
多分、私は一生ファッションに踊り狂うので。
特に知識が深いわけでもなく、優良顧客的なお金の使い方をするわけでもない、その辺にいるエンドユーザーがうごうごしている様を見て、「ファッション、悪いヤツではないのかもな?」と思ってもらえたら、とても嬉しい。
そう、ファッション好きの人間だからさ…人類にもファッションを好きになってほしいと思っちゃう。
ファッションを好きになるのが難しいなら、せめて踊り狂ってる姿は「まぁそういう人もいるのかもな」と思ってもらいたいというか。
広く大きく開かれた自問自答ファッションが本当に大好き。
あきやさん、考案してくれて本当にありがとうございます。
私、一生ファッションに踊り狂います。