非常用エレベーターについて⑤
今日が非常用エレベーターの話は完結編とします。
複数台数ある大型店舗付き分譲マンションのリニューアル工事を受注しました。全部で5台あって、普通の乗用エレベーターが4台で非常用エレベーターが1台で集中管理室に立派な自立型の監視盤がありました。
順番にリニューアルをメーカーで実施していて、最後の非常用1台を当時勤務していた会社で受注したのですが、当然、乗用エレベーター4台受注済のメーカーは強気です。おそらくそう簡単に他社がしかも非常用エレベーターにちょっかいを出してくるはずはないと踏んでいたのでしょう。
その態度にご立腹した理事長が独立系保守会社に白羽の矢を立てたんだと思います。
まず大きな問題点である既設監視盤との接続が回路図、電気系統図見当たらずどれがどの線なのか?皆目見当もつきませんし、変に監視盤自体を線を試し結線して他社のエレベーターに悪影響を与えてしまうと大問題です。
素直にそのメーカーに弊社回路を本監視盤に接続する業務委託をそのメーカーに依頼、見積は数十万・・・!委託後もウチの技術員とメーカー技術員のスケジュールが合わないとかで凄まじいストレスの毎日でした。
なんとか、無事引渡を終えましたが、もう非常用エレベーターのリニューアルは当分勘弁してほしいと思いました。
こんな事、管理組合理事の方、理事長、その他管理会社の方なんてできる範疇ではありません。
いろいろな諸問題を完結しながら精度の高い見積をとって深く検討するには信頼できるコンサルタントにまずは相談するのがよくないでしょうか?