エレベーター保全部品の話②

今日もある役所のエレベーター不具合で、”今すぐなんとかならないか!?”の問い合わせがありました。制御盤内のインバーターがダメらしく修理出来るなら納期どれくらいなのか?と鬼気迫る勢いです。契約先の保守会社も手に負えなくてメーカーも断り返答なんでしょう。しかも一番やっかいなメーカーのインバーターで新品なら数百万円、納期400日とか遠慮:忖度ない対応を貫くのです。
おそらく、アチコチの保守会社に電話しまくってウチにきたんでしょうけど、新品なんか在庫しているはずもなく、緊急用の中古品ならあるかな?と確認しようとしたら、役所なので中古品ではなく新品でないとダメみたいなので仕方なくお断りしました・・・。
もし独立系保守会社でフルメンテナンス契約なら契約不履行責任問われます。
官庁の一年単位のエレベーター保守入札、どう考えても制度として成り立たないと思うのですが皆さんどう思われますか?
1年間の契約期間に高額な部品が壊れてしまったら大赤字!だから、壊れそうになったらその年の入札には参加しない。何も知らない新規参入の保守会社が落札して想定外の事態となり対応できず大トラブル・・・・。
似たような話で2006年に人身事故があったにもかかわらず、法律改正の規制だけ厳格にして未だに肝心の中身、しくみについては手が付けられていない状態です。
民間物件には関係ない事例なんですが、実はエレベーター業界の闇の部分なんです。
官公庁の建物のエレベーター乗るの怖くなってきませんか?

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