海外のエレベーターの話①
海外のエレベーター会社は主にはやはりアメリカ、ヨーロッパが主ですが、中国、韓国、台湾なんかも多くなってきています。
歴史が古いのはヨーロッパでは公共性の高い建物でも未だに手動でジャバラ扉のエレベーターけっこうあるみたいです。
【1階の呼び方】
さて、日本では通常、玄関から入ったフロアーを1階と呼んで2階、3階・・・と上へ上がっていきます。地下があれば地下1階とかB1階とかですよね。海外では日本の1階は0階とかグランドフロアーとかで呼びます。地下は-1階、-2階・・・。
【日本のエレベーター技術力は世界でもNO1】
あとエレベーター業界ではよくメーカー間での昇降速度競争が話題になります。中東や東南アジアの○○市で○○階建てで分速〇00m/minを日本の○○会社が〇〇台設置したとか。日本のエレベーターは世界に誇れる技術をもっています。速度ではかなわないと見た海外のメーカーは複数台のエレベーターをAI技術よりいかに効率的に各フロアーから目的階へ到達できるかを瞬時に判断し速度ではなく行先階へ乗客を各エレベーターに振り分ける運行技術で対抗しています。
【特徴的な海外エレベーター】
あと、20年位前に海外製エレベーターでリニア式と自走式エレベーターが国内で設置されてました。リニア式は磁石の力で昇降しけっこうな台数設置されてて、最近、メーカーから部品供給が終了するから改修工事の営業案内を受けているといった相談をよく受けます。
それと自走式エレベーターですが、これはおそらく国内で稼働しているのは数台そこそこかと思いますが、なんと、かごの床下にモーターがついていて車輪のようなローラーが太い柱のようなレールを摩擦力で昇降させる構造です。さらにそのレールの中が空洞になってておもりが入っててその自走するかごと釣り合って、つるべになって上下するのです!
エレベーターの基本的構造の概念を払拭したエレベーターで巷では話題になったのですが、やはり乗り心地とモーター音でものすごい違和感があり日本では受け入れられず数年で販売中止になりました。
まだまだ海外エレベーター豆知識ネタあるのですが、長くなってしまったので次回適当なタイミングで②を紹介したいと思います。
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