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自主管理マンションのエレベーターリニューアル工事の注意点
ほとんどのマンションでは、その運営をサポートするために管理会社が入っており、住民の皆様の安全で安心した生活をサポートしてくれています。
中には、管理会社を入れずに、自主管理でマンションの管理運営を行っているところがあります。 コスト的には非常に好条件となりますが、マンション管理ではそれ相応の専門知識が必要となり、一般の方ではわかりにくいところから不具合が生じ始めるケースが多くあります。
今回のご紹介する事例では、自主管理のマンションとエレベーターマネージメントサービスがうまく機能してリニューアル工事にたどり着けた事例です。
マンションを自主管理していく上では、様々な課題や問題を解決していけなければなりません。
いくつかそのリスクをピックアップすると、
適正な管理費の決定
自主管理では、専門的な知識や技術を持った業者に頼らずに管理を行うため、予想外の出費が増える可能性があります。専門知識不足
建物の修繕や設備のメンテナンスには専門的な知識が必要で、これが不足していると適切な管理が難しくなります。人手不足
自主管理は住民自身で行うため、 一定数発生する管理組合運営などについての無関心層による人手不足になると管理が滞る可能性があります。トラブル対応
住民間のトラブルや外部とのトラブルに対応するのは困難で、適切な対応ができないと深刻な問題に発展する可能性があります。法律・規約の理解
マンション管理には法律や規約の理解が必要で、これを適切に理解できないと問題が生じる可能性があります。災害対応
地震や台風などの自然災害や、火災などの人災に対応するための計画や設備の整備が不十分な場合、被害を大きくする可能性があります。長期的な計画の策定
専門的な知識が必要となる長期修繕計画等の策定が難しく、計画が不十分な場合、建物の価値を維持することが難しくなる可能性があります。
特に専門的な知識が必要であるものに関しては、マンションも先々の快適な生活に大きく影響与えるだけに、素人のなんとなくの判断で決めてはいけないことが多くあります。
大規模修繕やエレベーターの改修改善などがそれにあたるでしょう。
このような自主管理のマンションこそ、現場での専門知識を豊富に持っているエレベーター専門のコンサルティングサービスがもっともメリットを発揮できるケースではないかと思います。