エレベーター故障!応急処置、保全検討の悲しい結末・・・
エレベーターの保守契約形態にはPOG契約、FM契約(フルメンテナンス)の2種類あります。
違いは消耗部品を含むか含まないかで価格差は保守会社、機種、年代によって増減しますが2.5~3倍の開きがあります。
POG契約では、劣化して交換がそろそろ必要だとなれば見積を事前に上げてくるので基本は不具合、故障の前に発注、交換作業するのですがなかなかそうはいかないのが現実で、見積を出しても長期保留となって数か月経過、その間に部品単価が上昇して再見積もり・・・を繰り返してくると正直、”ここのオーナーはお金にシビアで工事をやってくれない”と認識されると見積を出してこなくなるのが実情です。
そのうちに、劣化して故障発生し停止すると住民からのクレームが管理会社、オーナーに行くのでやっと重い腰を上げて検討しだす・・・。
すぐに発注しても納期が数か月かかったりするので、保守会社はサービス、親切心から応急部品を貸し出して復旧させるのですが、通常ここまでの状況になれば部品発注か生産終了品ならリニューアル検討、リニューアル工事の発注に踏み切るのです。
今回、その状況からさらに別の部品も故障して複数の部品貸出をして尚且つ住民対応(閉じ込め故障となった住民様)に戸別謝罪訪問にエレベーター屋が赴くといった、できうる限り誠心誠意のサービス提供した
つもりでも・・・”リニューアル工事は他社が安かったから、保守は解約する。あとは直接そこの保守会社と打合せ、引継ぎしといてくれ”の電話1本で済まそうとするオーナーと管理会社に対して、残念無念、怒りとかを通り越してまるで人として扱われていなかったのではないか?と悲しみがこみ上げるのですが皆様はどう思われますか?
少し人間不信になりかかりそうです・・・・・・。