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【コンサルティング事例】油圧エレベーターを入れ替える

主に低層の建物や住宅、商業施設などで使用されている油圧エレベーター。
かなり多くの建物で利用されています。
今回ご紹介させていただく事例は、油圧エレベーターを撤去新設するか、それとも制御リニューアルするかといったところをご提案し、サポートさせていただいた事例になります。

実際の事例についてのご紹介記事です。
エレベーターと言う専門知識が非常に必要なものを、理事会や修繕委員の方たちがそういった専門知識などを持たないで、管理組合を通してエレベーターのメーカーとやり取りしなければいけない実情を書いています。
また、管理組合においても、エレベーターにおける専門家ではないといった状況もあり、 曖昧なままで、何となく判断して導入されているケースがたくさんあり、私自身が提供しているエレベーター専門でのコンサルティングサービスが、非常にお役立ていただけるシーンではないかと思っています。

油圧エレベーターとは

油圧ジャッキの力を使って昇降するエレベーターです。ロープ式エレベーターとは異なり、建物上部に機械室が不要で、低層建物(5階建て以下)によく用いられています。

構造と仕組み

油圧エレベーターは、主に以下の3つの要素で構成されています。

  • 油圧ユニット:油圧ポンプや油圧タンクなどを含む、油圧力を発生させる装置

  • 油圧ジャッキ:油圧力によってプランジャーを押し上げ、かごを昇降させる装置

  • かご:乗客や荷物を乗せる部分

種類

  • 直接式:油圧ジャッキが直接かごを押し上げ降ろす方式

  • 間接式:油圧ジャッキが滑車を動かし、ロープや鎖を介してかごを昇降させる方式

  • パンタグラフ式:油圧ジャッキがパンタグラフ機構を動かし、かごを昇降させる方式

メリットとデメリット

メリット

  • 機械室が屋上ではなく1階付近に設置できるので、建物の高さを有効活用できる

  • 設置費用が比較的安い(間接式・パンタグラフ式は除く)

  • 停電時の手動降下操作が容易

  • 建物最上部に荷重が集中しないので設計が自由、建築コストも減少

  • 構造的に落下しないので安全性は高い

デメリット

  • 昇降速度がロープ式に比べて速くできない

  • 高層建物には対応できない

  • ロープ式に比べて消費電力が大きい

  • 油漏れのリスクがある

  • 油圧ポンプ作動音対策に機械室内壁に吸音材必要

速度が遅いなどの理由で、高層階の建物には使われませんが、一般的に広く使われているエレベーターですので、今回のような事例は今後もたくさん出てくると思います。
マンションのエレベーターのケースでは、記事にも書きましたが、専門的な知識のない方が、専門的な知識を持ち合わせてない管理会社から出てくるメーカー主導の提案と見積りになんとなくで決定をしている現状が多く見られます。
本当に自分たちの暮らしが安心で安全そして快適なものになるかどうかがわからないまま。

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こういった不明瞭な中での決定は非常に危険ですので、エレベーターに関してお困りのことがございましたら、エレベーター専門のサポートサービスを行っているエレベーターマネージメントまでご相談ください。

【相談事例】油圧エレベーターのリニューアル工事

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