エレベーターメンテナンスの考え方について②
50年前はエレベーター保守は設置したメーカーの会社しかメンテナンスできないと皆が信じていました。
当然、そこには資本主義社会の競争原理は働きません。
メーカー保守会社が〇〇円と言えば、〇〇円で買わなければならない。
でも、エレベーターの基本的な構造って国の安全基準でがんじがらめになっているのでほとんど同じなのだから、どこのメーカーの製品でもそんなに違いはないのです。ましてや、定期検査報告(年1回の行政への点検結果報告)の書式は日本全国統一された様式なので、製造会社、特定の製造会社の点検員の技術スキルでばらつきがあるとか逆にあってはいけないのです。
そういった社会的ニーズ、市場背景からメーカーに属さず、メーカーを問わない保守点検会社が誕生していったのです。