ラジオ体操の”今”ってどうなってるの?
夏に行われる『にじライバー健康計画』
「夏らしいことがしたい」と思いスタートした『にじライバー健康計画』
2021年に不破湊はにじさんじラジオ体操部を立ち上げた。
毎朝起きてラジオ体操を行う。
文字に起こせば小学生でもできるようなことだが『不健康』の代名詞であるにじさんじライバーが毎朝起きてラジオ体操することは注目の的となった。
そして、喜ばしいことに2022年もこの企画は実施された。今年もやってくれることを熱望していた視聴者も少なくないはずだ。
Yahoo!ニュースも意気揚々と「にじさんじラジオ体操部」を取り上げており、この企画はもはや不破個人の域を超えた大人気企画となってる。
当初は不破個人で進める小さな企画ではあったが、2年続いたこの人気企画はにじさんじにおける「夏の風物詩」となっているだろう。
にじさんじラジオ体操部の楽しみ方
にじさんじラジオ体操部は物珍しさだけでなく、企画として非常に良いと筆者は感じている。特に筆者がこの企画で好きなポイントが3つある。
敷居が低い凸待ち形式コラボ配信
にじ3Dの有効活用
他ライバーによるラジオ体操視聴
敷居が低い凸待ち形式コラボ配信
この企画参加者は不破湊だけではない。
日替わりで各ライバーが参加され、一緒にラジオ体操するのだ。
ラジオ体操前には少し雑談タイムが設けられており、普段では見れない絡みも堪能できる。
『ラジオ体操』というわかりやすい目的と、30分程の短い配信が良かったのか、非常に多くのライバーが気軽に参加しており、いい意味で敷居が低いコラボ配信となっている。
ただ、個性的なライバー等を日替わりで相手にするのは大変なことだろう。どんなライバーが来ても話を合わせられるホスト不破湊だからこそ成立している企画かもしれない。
にじ3Dの有効活用
ラジオ体操の動きを伝える為、この企画ではにじ3Dが利用されている。
不破湊はもちろんだが、参加した他ライバーの3D姿を気軽に見れる良い機会となっている。
中には普段配信ではにじ3Dを利用しないライバーも、ラジオ体操するために3D姿で参加してくれる。にじ3Dはもっと使われるべきなのだ。ライバーの動きがより伝わり視聴の満足度が底上げされる。
他ライバーによるラジオ体操視聴
この企画の関わり方は参加するだけではない。ラジオ体操配信を視聴することでこの企画に関わっているライバーもいる。
この企画で不破湊は飽きさせない為なのか、結構ネタを仕込んでくる。
また、参加ライバーもネタを仕込むことがある。場合によってはツッコミ不在の回もある。
そんなときに配信視聴ライバーの存在はありがたい。ツッコミ不在特有の空気感を本配信で味わいつつも、ツッコミありの配信を別のライバーと楽しめる。一つの配信を別の角度から2度楽しめるのだ。
中でも異質なのは鷹宮リオンだろう。鷹宮はラジオ体操する不破湊の動きに『マエストロ』を見出し、別音声とラジオ体操配信を合わせることで不破湊マエストロを楽しんでいた。
にじ3Dを活用したからこそ生まれた『不破湊マエストロ』は笑いだけではなく、にじ3Dの新たな可能性も見出したと筆者は感じた。多分。
ラジオ体操の現状
にじさんじ界隈で注目され、夏の風物詩となってきたラジオ体操。
我々の世界でもラジオ体操は夏の風物詩のはずだが、今はどうだろうか。
筆者も小学生まではラジオ体操出席カードを身につけて参加していたが、
ネットが普及した昨今でも変わらず行われているか分からない。
分からないので、調べてみた。
『TBS NEWS』の「ラジオ体操に宿題 親世代とずいぶん違う…夏休み事情」から上の画像を拝借した。
上の画像で分かるとおり、「ラジオ体操をやる」と回答している子ども会が10年で半減したようだ。今の子供にとっては「ラジオ体操」は知らない文化なのだろうか。
減少した要因としては「少子化」「コロナ」とは別に「保護者の負担」や「騒音トラブル」が挙げられている。
ラジオ体操を準備するのは保護者の仕事。子供と一緒に朝起きるのは結構負担になっているようだ。さらに集団でラジオ体操をするためには大きな音でラジオを流す必要がある。これが騒音トラブルを招いている。
ラジオ体操は良い習慣だが必須ではない。負担やトラブルを考慮してやらない判断をすることも正しいだろう。
それでも、夏の風物詩が一つ減ってしまうのかと思うと残念でならない。
ネットでやろう!ラジオ体操!
「保護者の負担」「騒音トラブル」は集団で行うからこそ生まれる問題だ。
ならば個人でラジオ体操やる分には続けれるのではないだろうか。
NHKからYOUTUBEにラジオ体操の動画がアップされている。ネットが普及している現代ならばわざわざラジオを使うことなく、動画で好きな時間にラジオ体操すれば良いのだ。
子供たちがモチベーションを維持できるようラジオ体操出席カードだけ学校側で用意して、可愛らしいスタンプなどを活用すれば毎日が楽しみなラジオ体操になるかもしれない。
それこそ、Vtuberに明るければ不破湊チャンネルを視聴すれば良い。
少し騒がしいかもしれないが、刺激になること間違いないだろう。
「ラジオ体操」文化が消えてしまうのは寂しい。ネットが普及している現代だからこそ新しい「ラジオ体操」のやり方があるのかもしれない。
さいごに
ここまで読んでくれて感謝カンゲキ雨嵐である。
100年先も「ラジオ体操」文化が続いてくれることを願いつつ、暇さえあれば筆者も不破湊の動きを観察しながらラジオ体操をしていきたい。
それでは、皆さん!また朝、にじさんじラジオ体操部で!