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読書メモ_ザ・ゴール コミック版を読みました
表記本を読んだので感想を記載します。
ザ・ゴールは20年くらい前に1巻だけ読んでそのまま止まっていました。アジャイル界隈でTOC(制約理論)はちょこちょこ聞く内容だったこともあり、読む前にコミック版で3冊一気に読んでみました。
ステップ1:制約を見つける
ステップ2:制約をどう徹底活用するかを決める
ステップ3:他のすべてをステップ2の決定に従わせる
ステップ4:制約の能力を高める
ステップ5:ここまでのステップで制約が解消したらステップ1に戻る
⇒全体のボトルネックに集中して改善していく事が全体最適に繋がります。ただ、どこがボトルネックか?という点の見える化が重要で難しいとも感じました。
人が明晰に考えることを阻む障害として、博士は以下の4つの障害を挙げている。
・ものごとを複雑だと考える
・人のせいにする
・対立は仕方がないことと考える
・わかっていると言う
⇒思考プロセスの現状ツリーと未来現実ツリーを作成して、大きな改善につながる打ち手を考える方法について解説してくれています。このツリー作成は練習が必要だなと感じています。
人が全体最適の行動をしようとしても、部分最適のルールで評価されているならば、部分最適の行動をしても仕方がない。この状況下、部分最適の行動で人を攻めるのは筋違いで、責めるべきは部分最適の行動を人に強いてしまう「ルール」なのだ。
つまり、部分最適のルールを全体最適のルールに変えなければ、言い換えると、「チェンジ・ザ・ルール」をしなければ。現場の働き方が変わる事はなく、成果はもたらされないのだ。
⇒チェンジザルールをポイントに描かれていますが、その背景には1巻、2巻であったシステム思考による全体最適にするための分析がベースになっています。これらの技法を使いながらもルールに踏み込んで月曜が楽しくなる会社にまで変えていくという気概が大事との事でした。
感想
組織変革のヒントが書かれている本でした。原書のゴール2,3は読んでないので、また読みたいと思います。