読書メモ「匠Method: 〜新たな価値観でプロジェクトをデザインするために〜」
表記本を読んだので感想を記載します。
普段からデザイン思考のフレーム使ったり、キャンバス書いたり、過去にはMBAの勉強してたりする中で、匠メソッドについてはそういったフレームをバランスよく位置付けたフレームとして気になっており、何回かコミュニティでも概要を聞いていて、気になったので本を読んでみました。前から、アジャイル/仮説検証の考え方が強い時になっていたのですが、創始者の萩本さんって、オブジェクト指向をずっと学ばれて、豆蔵起こした人だったのですね。という事を知って納得でした。
気になった点
⇒本書では価値の話が多く書かれています。価値をデザインし作り出すという点やコントロールできる価値に集中するといった内容が印象的でした。
⇒ステークホルダー毎の価値、またそもそもステークホルダーの洗い出しが合っているかという点はとても大事だと感じました。
⇒上記ステークホルダーの話と同様ですが、ステークホルダーの価値のバランスをうまくとるというのが良い記載だなぁと思いました。
⇒この章では匠Thinkとして思考の体系を書いていて上記はそれの一部分なので、戦略の重要性も説いてはいるのですが、この創発的なイノベーションについては本当にそうだなと感じています。
⇒制御可能な価値から手を付けるというのは良い言語化だなと思いました。
⇒6章以降はいくつかのプロジェクトで匠メソッドを使った時の事例を説明してくれていますが、この「楽しさ」にスコープするのはとても大事だと思います。
感想
全般的にステークホルダーにスコープした価値という点がとても良いと思いました。またその価値についても「制御可能な価値」にスコープしながらバランスをとって育てていく考えは取り込んでいきたいなと思います。