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「XP実行計画 会読会 第9回」に参加してきました
表記イベントに参加してきたので、感想を記載します。
ちなみに前回の記事はコチラです。
19章 イテレーションの追跡
トラッカの役割や具体的な作業について議論しました。XPの1版には節があるが、2版にはなくなっているそうです。トラッカが持っている機能は専任にした方が良いのか、皆で対応した方がいいのか?持ち回りにした方がいいのか?みたいな議論でした。スクラムマスターと似た役割りですが、XPではなくなっているのは面白い。ただ、チームの状態について第3者的な役割でチェックするのは重要と話しました。
また、デモを開発者じゃなくてユーザが行うみたいな、やってみてよかった事がベストプラクティスになってまとまっているんだなーと改めて議論しました。
20章 スタンドアップミーティング
今のデイリースクラムの原型で、スタンドアップミーティングは現代に定着していると話しました。
21章 グラフの張り出し
直感と測定を合わせたプロセスは、豊富な既知のパターンが必要なので豊富な経験がもとめられそう。
アジャイルにおけるメトリクスについて「何をとれば良いですか?」ではなくて"あなたの心配している事を表現できるものを選ぶことが重要"という所が良いと話しました。また、貼り出されたグラフはチーム以外の人が何気なく見て何か言っているのを聞いてなるほどと思うこともあるとの意見はオンラインしか普段やっていないので確かにいいなぁと思いました。
また、最後の「お世辞は十分?」について、自分たちがうまく行っているように見せかける数字は不要という意味と話したりしました。
感想
20章スタンドアップミーティングも21章のグラフの張り出しも私のプロジェクトでは、オンライン中心になって、やれていませんが、開発者のひらめきをXPでは大事にしているなと感じました。
どうやってチームでの「ひらめき」が産まれやすくなるか?はもっと意識しないといけないと感じました。
この本自体がXPを実験している最中の当時のベストプラクティスを載せた本で、まだ進化途上という感じを皆で共有できてよかったです。その話の中で初版と2版の話を楽しそうにしているのを聞いて私も読み比べしたくなりました。2版読むぞー!
関連資料もいただきました。