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スクラムフェス三河2023roomAB視聴しました

表記イベントに参加・視聴してきたので感想を記載します。


初代プリウスにみるアジャイル開発の要素と現代の環境での進め方について

 トヨタさんでの初代プリウスのプロジェクトに関する事例について教えていただきました。プロジェクトX風に漫談形式?で講演いただき、とても楽しく聞くことが出来ましたし、実際の生の意見は基調でした。トヨタ生産方式がアジャイルの源流の1つでもあるので、豊田さんはアジャイルは浸透しているのか?とと思っていたのですが、意外とそうでもないという事で驚きました。とにかく面白いセッションでした。


そのとき歴史は動かなかった 〜 JTCのウォーターフォール研究者がバックログを発明した日〜

 ボノタケさんの過去のプロジェクトでやろうとしていた開発方法がバックログを用いた開発アジャイル開発だったという事例の紹介でした。私も会社入りたての時の事を思い出しながら聴いていました。


「思ってたのと違う」と言われた製品開発とアジャイル


 J.KさんのJTCでの製品開発とアジャイルについてのお話でした。不正や過剰品質みたいな問題に対して、アウトプット⇒アウトカムへの考え方の変換やビルドトラップについて実際のご自身の過去時の事例やニュース事例を踏まえて説明いただきました。私は製造業ではないですが、JTCの話はかなりわかりみが強い内容でした。


何もかも幻想(弱く生きる)


 eroccowaruicoさんからの過去からの仕事歴からアーキテクチャやチームに対する方向性について学んでいった事例を紹介いただきました。自分にとって大切なものを大事にしていくと、他人に大切なモノにも目を向けていく。それでも超えれないものは多々ある。といった話はとても響く内容でした。私もどこかで恩送りをしっかりできるといいなー。


実際どうなの?チーム転職で手に入ったものと入らなかったもの

 Ryokaさんからのチーム転職を実際に実施してみての経験談でした。チーム転職という事自体は最終上手く行かなかったという事でしたが、事例としてあまりない事例ですし、チームメンバー自体はそれぞれの会社に就職して活躍しつつ、今でもつながっているという事で、すごいなぁと感じました。

プロジェクトメンバー全員で「ユーザーにとって分かりやすいUI」を追求した話

 Raketen Rakumaのプロダクト作りに向けてどのように改善していったかという事例について丁寧に紹介いただきました。ユーザーインタビューやユーザーのペインについてどのように向き合ったかという事例について手触り感のある内容を説明いただきました。あと、資料がシンプルできれいだなーと思いました。

野中スクラムへの回帰 - 「考える」と「つくる」が共にあるチームを目指して -

 及部さんから「野中スクラム」をキーワードにプロダクト開発にどう向き合うかという紹介及び問いでした。SilverBulletClubではモブ(チーム)の中に色々なプラクティスを放り込んで再構築したという話はとても気になりました。正直詳細の状況は理解できてないのですが、『再構築』という点について自分たちの言葉で語られるのは強いなーとうらやましく思いました。
また、そもそも『The New New Product Development Game』を読んだことなかったでこの気に読むきっかけとなりました。ありがとうございました。

シン・CASEとHardware/Softwareづくり ~クルマ業界が気づくべき勝ち筋~

テスラや日本の事例についての紹介でした。前日のジョージャスティスさんの講演を踏まえてかなり資料を変えたという事で驚きでした。EVのスーパーチャージャーを中心にどのような考え方でEVの進化を進めていくのかという考え方を説明いただきました。そこからハードウェアとソフトウェアの関係やイノベーションについて、外に向けて染み出すことが大事!という話でした。

感想

 製造業が中心のトラックでした。普段全く聞かない話だったので個人的な感想ですが、世界感が少し広がる話で良かったです。ありがとうございました。


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