読書メモ「アジャイルソフトウェア開発スクラム」
表記本を読んだので感想を記載します。
2003年の本なので、今から20年以上前の本となります。スクラムガイドの初版よりも前ですが、複雑適応系でのフレームワークとしてのスクラムの要素について良く書かれてました。(ただ、事前の知識が無いと、この本だけだと理解できないかもしれないと思いました。どちらかというと、当時は開発手法等検討しているコンサルさん向きなのかもと思いました)
私が社会人生を始めたころの本ですが、その時に知っておいたらまた違った道があったのかもなー。
気になったポイント
⇒Ken Schwaberがスクラムを洗練させた歴史が書かれているのは読めて良かった!!
⇒当時のシステム開発方法論が機能しない理由について説明有ります。20数年と状況が変わっていないことがショックでした。
⇒スクラムの価値基準についての説明の章ですが本全体で「環境」についての重要性の事例をたくさん上げているのが印象的でした。環境に手を入れるのはたしかにマネジメント層であればわりとやりやすいし大事だなと思います。
感想
Ken Schwaberの本は読んだことなかったので、読めて良かったです。20数年前に行っている指摘が今の状況と変わっていないことがちょっとショックでしたが、何とか変えていければと思いました。
私は、SECIモデルの話や複雑適応系の話にとても感銘を受けてアジャイルにはまっていったのでスクラムが好きな理由を改めて感じました。
ありがとうございました。