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『組織変革のパラドックスを乗り越える「新時代のリーダーシップ」』について視聴しました

表記イベントを視聴したので感想を記載します。



組織変化のパラドックスとは?

・短期成果か?長期成果か?既存事業強化か?新事業への投資か? こういったパラドックスについて同様なリーダーシップで乗り越えるべきか?
⇒AもBも受容して、矛盾を受け入れて進める。矛盾した戦略を同時に実行する。一時的には決断が必要かもしれないが、経営を線で見た時にはどちらも必要になる。矛盾を把握しながらも、一時的にホールドする。
また、矛盾の時には感情に着目が必要。矛盾した感情を両立することを考える。外側の「AorB」ではなく、心の内側の「AorB」に目を向ける
※外的な矛盾でなく自分の心にある矛盾に着目する。

パラドックス発生装置の特徴

1.箱のパラドックス
・新規事業が上手く行かないのは箱の問題で横のつながり、サポートが得られず事業創出が出来ないという点が大きい。箱のつながりの設計が必要だったり、得意技の罠に嵌らないように意識する。得意技の罠:得意技が上手く行くと改善しながら繰り返し、新しいやり方を試さなくなり、長期的に成長がなくなる

2.トキのパラドックス
・時間を敵にしてしまうとバットパターン。(例:古いやり方じゃダメだ(過去の否定)あいつら目先の売上しか考えてないよな(現在の否定)。自分たちの稼いだ金を夢みたいなことに使ってさ(未来の否定)
といった形で特定の時間軸で戦うと良くない。まず過去・現在・未来にありがとうと言える環境を作る

3.自分のココロのパラドックス
・過去の満たされなかった気持ちを組織変革で満たそうとしてはいけない。まずそういう感情があるのであれば、その感情を一旦は受容する。人間は、「めんどくさいけど愛らしい」という想いを持って進める必要がある。

リーダーが発揮すべきパラドックス思考とは

レベル1:感情パラドックスを受容して、悩みを緩和する
※評価や意思決定をいったんわきにおいて、他社の見方で先入観なく聞く
※聞きつつ、握る
レベル2:感情パラドックスを編集して、問題の解決策を見つける
※「犠牲」ではなく「両立」のストーリーを探る
※ある1時点では両立負荷だが、実際は点の連続としての線なので、トータルとして両立できる絵を描く
※リーダーは見えないハコを見てハコの関係をデザインできる。また過去の見えないバトンを未来に受け渡せることが重要。(過去の歴史を資産にする)
レベル3:感情パラドックスを利用して、創造性を最大限高める
固定化の罠について感情パラドックスを利用して揺さぶっていく


感想

パラドックス思考は読んでましたが、ちょうど組織統合に関して矛盾で悩んでいたので、良いタイミングで聞くことが出来ました。対話の重要性に関して、前パラドックス思考読んだ後に、「他者とはたらく」や「リフレクション」「ダイアローグ」等を読んだことも有り、またシステムコーチングについても「システム・インスパイア―ド・リーダーシップ」読んだことも有り、前より理解が深まっていた気がしました。ありがとうございました。







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