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読書メモ_努力は仕組み化できる

表記本を読んだので感想を記載します。

 やるべきことを無理やなく続けられる方法について、行動経済学の観点を中心に、色々な研究を紹介してくれている本となります。リファレンスとして参考になりました。
本書では、努力を続けるための仕組みとしてフィードバック、フィードフォーワード、自動化、教育の4つが紹介されています。また、運と努力の関係等についても触れれています。努力を無理なく習慣にできる。そんなヒントが詰まった一冊でした。





努力を続けるための4つのポイント


努力を続けられない人ほど「努力には意思の力が必要だ」と考えている

第1部 努力が続く仕組みを作る

本書では、努力を努力と思わずに出来る仕組みづくりが大事と本書でも書かれていおり、その仕組み化するためにフィードバック、フィードフォーワード、自動化、教育の4つが紹介されています。

① フィードバックを活用する

努力を続けるには、「今どのくらい進んでいるのか」が分かることが大切です。ダイエットアプリや学習管理アプリを使うと、続けやすくなるのはこのためですね。本書では

フィードバックで得られた情報を目標設定に活かすことが出来たかどうか

第2章 「努力が勝手に続く」4つの仕組み

が重要と書かれています。

② フィードフォーワードで未来に目を向ける

 フィードバックは「過去の結果を振り返ること」ですが、フィードフォーワードは「未来の行動に目を向けること」です。フィードバックをより詳細にしたものは「実行意図」と呼ばれており、「どこで、いつ、どのように行うか」をあらかじめ決めておくことの大事さを本書で書かれています。

③ 努力を自動化する

 実行意図を繰り返し、何も考えなくてもできるようにすることが大事で


努力を続けるには、「意識しなくてもできるようにする」ことが大事です。

どんなことでも2カ月頑張ることができれば、その努力は意識せずとも自然に行えるようになっている可能性が高い

第2章 「努力が勝手に続く」4つの仕組み

と書かれています。

④ 教育の力で習慣を変える

 自動化するために、「それがなぜ必要なのか」等きちんと考える事が、習慣化につながると説かれています。

また、「ナッジ」(選択の余地は残したまま、望ましい選択に誘導するといった介入の仕方)についても自動化のポイントして説明してくれています。

感想

 環境を作り、ナッジ等をうまく使って習慣をデザインし、努力を自然に続けられるようにする。といった仕組みづくりはもっと取り入れたいなと思います。ありがとうございました。

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