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「組織を芯からアジャイルにするWeek 〜明日から組織、チームをアジャイルにする第一歩を踏み出そう〜DAY1」に参加してきました

表記イベントに参加してきましたので、感想を記載します。

組織で芯からふりかえりに染める

森さんのふりかえりに対する講演でした。MIROを使ってインタラクティブな形で進めていく形式でとても面白かったです。「ふりかえりから始めず、立ち止まって目的を考えることから始める。それがふりかえり」と禅問答みたいなキーワードでしたが、非常に共感できました。

・アジャイルはまずふりかえりから
・チームの行動を少しずつ変えていく(カイゼンを第1としない)
・全員で立ち止まり、話し合うことがまず重要。カイゼンと結び付けすぎない
・事業やプロダクトの成功等ゴールを意識することが重要(芯からアジャイルになる/芯からふりかえりに染めるがゴールとなってやることが目的になるとダメ)
・無理矢理ふりかえりをやらせてもうまくいかない。その時は自分達の世界観を広げていく。周りから面白そうと興味をひかせる。(Push型でなくPull型)
・組織を芯から「ふりかえり」に染めるは「ふりかえり」から行くのではなく、ビジョンやエンゲージメント等、どういう組織になりたいか?自分はどうなりたいか?と考える所から行く(結局、それがふりかえり≒むきなおりとなる)

<ふりかえりのステップ概要>
1.ふりかえりに前向きな少人数で初めて、徐々に広げていく
・自分の世界観を見せる
2.ふりかえりの目的を話し合ってみる
・なぜふりかえりをやっているか?チームで言語化してみる。目的や意義はチームの状態によってコロコロ変わる(変わって良い)
3.チームのコミュニケーションに着目する
・チームの初期段階での問題はほとんどがコミュニケーション/コラボレーションの問題。そのためコミュニケーションについてしっかり確認する。
4.脱マンネリ対策として、ちょい足ししてみる
・いつもに足りてない問い等足してみる。自分たちでちょい足しすることで自分たちのふりかえりに愛着がわく
5.チームでふりかえりを点検する
・振り返りチェックシートなどで点検しながら、チームに対するオーナーシップを自分たちで持ってるか改善していく
6.ふりかえりの効果を最大化する
・自分たちの状況にしっかり合わせて、ふりかえりを作り、自分たちでカイゼンする。ふりかえり自体の活動が「楽しく」「前向きで」「真摯に」なるような状態を目指す

社内の委員会活動をアジャイルで取り組んだ話

・TDCソフトの小野さん、池田さんの講演でした。元々部門の数字情報や連絡事項を2-3時間集まって聞く会議だった部会で2-30%しか参加していなかった部会に関して改革することで、平均70%の参加率、部会の体験のNPSも非常に高い状態になったというものすごい話でした。先ほどの森さんの講演と被って、ビジョン/目的の共有を繰り返し伝えていたのが印象的でした。

<成功要因>
1.ビジョン設定
:『部会を部員にとって成長の場にする』という100%メンバーが共感できるビジョンを設定して、くりかえりチームでビジョンを確認できた。

2.サブ業務でのスクラム実践
:プロダクト開発でない社内の業務だがスクラムで実施した。(活動時間も取れず、チームメンバーが同期できない中で自分たちのやり方に適応しながら進めた)
※メイン業務が優先なので、「何もできていない」をチームとして許容した(何もできていないことに謝るの禁止!!)

3.心理的安全性を高める
:ビジョンを繰り返し共有、個人の成果でなくチームの成果にフォーカスする、同期/非同期のコミュニケーションを意識、感謝と賞賛を示す

<その後とこれからの話>
・成功して満足したというより、より部門を成長させたいという想いが強くなった。部会の委員だけでなく、『部門全体の活性化』、メンバーを『5人⇒10人』とスケールしていった
・ただスケールしたことへの対応が難しく初年度はそこまでうまくいっていない。

感想

 いよいよ始まったシンアジャイルWEEK。私もちょっとだけ運営としてサポートしているので、たくさんの人が来てくれて嬉しいです。ただ、それ以上によい講演が聞けて良かったです。
 『組織を芯からアジャイルにする』というテーマですが、組織を今より良くするためにはどうしたらよいか?という事を考えている方が集まり、講演の内容で参加者がつながっていくのはとても感慨深いものがあります。
 私もその想いをつなげられれば良いなと思いました。

明日からも楽しみです!!ありがとうございました。

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