プロダクトマネージャーカンファレンス2023の動画を視聴しました(Aトラック)
表記イベントの動画を見ましたので感想を記載します。
プロダクトマネージャーの「覚悟」を分解する
キーノートとして及川さんとryuzeeさんのセッションでした。なんとなく、fukabori.FM聞いているみたいな感じでした。。
・カネを利用する覚悟
- 大企業あるある:いったん料金体系決めたら買えない
- 利益を最大化しないといけないが、それがなくなりがち
- プロダクトが生み出しているお金の話をするべき
・人を巻き込む覚悟
- チームにどこへ向かうかをしつこくしつこく、しつこく言う
- 巻き込む力と巻き込まれるちから。冷めている立場は良くない
- メンバーの成長とプロダクトの成長がコンフリクトするケースもある
- やりたいこと全部やるとビルドトラップの罠に嵌る
・NOという覚悟
- Noは慣れも必要
- ステークホルダーも協力しようとしてくれているので、感謝は表明しないといけない。でも的外れな意見もあるのでNoはいう(最初から意見を求めないことも重要)
- Noを言えない場合も、その時は自分が何を勝ち取ろうとしているかも整理が必要
・ユーザーを巻き込む覚悟
- 営業マインドセットが重要
- プロダクトがない段階に売る。バーニングニーズが確認できる
・未完成なプロダクトを人に使ってもらう覚悟
- ドッグフーディングをばんばんやる(社内でバンバン見せる)
- チームの中にとどめるのが一番リスク高い
・プロダクトや機能を終了する覚悟
- プロダクトは撤退か追加投資しかない。投資しないなら撤退する
- お客様がいるのでやめられないは、お客様にも最終的には不利益。やめてもっと良いものを作った方がお客様にとっても利益
- 使わない機能も同様で消すべき。なんか足したらなんか引くくらいが重要なので、プロダクトバックログに機能削除のバックログも入れる
シリコンバレーのプロダクトマネージャー達に見る、 覚悟を決めたPMは何が違うのか?
曽根原さんからの講演でした。
キレッキレのPMと何が違うか?(6つの違い)
1.視点→視野→視座
・Step Changeに挑もう。今は視点で見ている?視野を広げると?視座を高くすると?⇒つきつめるとロードマップの否定が起こる。が、それで正しいならやるべき
2.Overcommunication
・コミュニケーションの隙間を作らない。覚悟を持って良いことも悪い事も伝えていかないと、隙間は相手が勝手に埋めに係って認識相違を生む
3.Over-indexingを避ける
・得意技に依存してしまうと、それによってPMとして育っていなければならないスキルがおろそかになる
4.経営者感覚
・当たり前品質をいくら実装し続けたところで、一切プロダクトの魅力にはならない。だからこそビジョンにあったKPIを定める。売上でなく利益をしっかり考える。さらに施策のROIだけでなく、機会コストの両面から考える
5.時間の使い方(LNO Framework)
L:Leverage(PMとして最もインパクトのある仕事)
N:Neutral(頑張ってもインパクトは限定的な仕事)
O:Overhead(頑張っても時間の無駄)
→NとOの時間を使わない
6.ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの使い分け
・そもそもについて疑問を投げかける。クリティカルシンキングはPMの覚悟の現われ。前提を疑い、現状維持を崩し、芯のある仮説を導き、HiPPOに負けないためのエビデンスエコシステムを持つ
SmartHRのマルチプロダクト戦略実行の苦悩と挑戦
SmartHRの疋田さん、松栄さんからマルチプロダクト戦略についてのチームでの実行戦略について紹介いただきました。
マルチプロダクト体制にどうチーム文化やミッションを揃えっていたかという事例の紹介でした。かなり難しいミッションにしっかり取り組んでいていすごいと感じました。中長期のミッションの重要性やしっかり対話することの重要性と当たり前の話かもしれませんが、とても良いと感じました。
Notion AIでのプロダクトマネジメント〜顧客の声を活かした高速な仮説検証
Notionの早川さんからNotionのプロダクトをどのように育てていくかという事例を紹介いただきました。
Notionの創業期からNotion AIの話まで広く聞くことが出来ました。メンバーが会社に誇りをもって、少人数でしっかり進めているんだろうなーということが話からも伝わってきました。
プロダクトと事業を無限にスケールするための最強のロードマップの作り方
エムスリーの山崎さんからロードマップについての紹介を受けました
ロードマップという題ですが、いわゆる大企業的な綿密な計画のロードマップではなく、いかに拡張可能な動的に生まれるロードマップを作れるか?というテーマの話でとても納得感がある話でした。
・ロードマップに機能を書くべからず by小城さん
・スケジュール記載がされていると安心だが、それが罠になる
・楽ではなく儲からない⇒楽だが儲からないの方に行かないようにする。
また、7つのシコウの話もとても気になりましたので、読んでみようと思います。
感想
個人的には、Aトラックでは、曽根原さんの話がとても響きました。プロダクトマネジャー目指して頑張ろう!!とおもったのと、ちゃんと金に向き合わないとなと思いました。とりあえず、ずっと気になっている下記に手を出すか。。。
ありがとうございました。
PMCONFが思った以上に良い内容だったので、他のセッションも見てみようと思いました!!!