Skyの愉快な友人⑤

今回は、私の絵文字友達である「ホーム演奏さん」について書こうと思う。

オールバック、黒いケープを羽織っている方が「ホーム演奏さん」




演奏さんとの出会い

ホーム演奏さんとは、11月8日に旧ホームで出会った。

その日、私はいつも通りホームにてお供の楽器を選び、コーデを選び、ホームのキャンマラをしていた。
ホームでできることの全てを終え、いざ他のエリアへ向おうとしたその時だった。

突然、ギターの音が聞こえてきたのだ。
よくあるサーバー統合だと思った私は、少しその音に耳をすませてみた。

「………日本の歌(J-POP)だ…!」

草原ホーム(よく日本人プレイヤーと会うことができる場所。大抵の場合彼らは演奏をしている。)ならまだしも、ホームで日本の曲と出会うことがあまりない私は少々驚いた。

当然、探す。

まずは垂直に高く高く飛ぶのだ。
そして落下と同時に「動いている物体はないか」、「影の代わりに草や地面を照らす、小さな星影はないか…?」と目を光らせる。
すると画面の端の、着替えの祠の上にチロチロと動く光を捉えた。そのあとは簡単だ。そこを目掛けて着地すればいい。

そうして私は、1人の星の子の前へと降りた。
その後、お決まりのようにサイリウムを振る。
ただ、「今日はそれだけじゃないぞ」と私は考えていた。思い返せば、久々に演奏される日本人プレイヤーに会い、胸が躍っていたのかもしれない。

結論から言うと私は魔法を使い、デカデカとしたホールのケーキをプレイヤーの斜め前に置いたのだ。
彼(または彼女)が眩しくないよう、少々気にかけながら。

この時、思ったよりもケーキが大きく少々焦っている

そうしてまたサイリウムを振った。
その後も、彼のギターの音は粒のように転がり、本当に素敵な時間を過ごさせていただいたと思う。

演奏が終わったあとはお礼を言う。お互い野良同士のため、エモートで伝え合った。

その後、彼はもう一曲弾いてくれるのかと思いきや、魔法を使いなんとケーキを出してくれたのだ……!

ケーキを出してくれたホーム演奏さん

これには少々驚いた。なんていい奴なのだろう!
魔法を使ってまで出してくれるとは…!

私と彼はひとしきり演奏をした。その後、私は彼へフレンド申請をした。
そうして彼の名前を「ホーム 演奏 11/8」としたのだ。

ホーム演奏さんとの日々

ホーム演奏さんとは、その後何度かホームが被った際、エモート会話を駆使してキャンマラやデイリーをこなした。
ある日はウニヘ、ある日はキャンマラへ、そしてある日はパン焼きへと出かけた。

ウニにて、一発芸「雪だるま兄弟」を披露する私と、汲み取ってくださるホーム演奏さん
再訪精霊召喚の儀(黄色い羽織を羽織っている方がホーム演奏さん、それ以外は野良さん方)
パン焼きにて眠ってしまうホーム演奏さん
後日ハートが届いていた


そうして数日経ったある日のことだった。
いつも通りログインをし、ホーム演奏さんとサーバーが被ったため、パン焼きへとお連れすることになった。
食卓へと着き、火鉢を起き、シェアスペースへ入る。ここまではいつものことだ。
だが、その日私が入ったシェアスペースは、なんとチャットテーブル付きのものだったのだ!

私は徐に彼と話してみたいと思った。
緊張しながらテーブルへと座る。すると、彼も座ってくれた。

私はいざ座ったは良いものの、何を話すのかさえ考えていなかった。
そして、緊張しすぎてしまった私はあろうことか「ジャブ」を入れようと考えた。
普通は「こんにちは」や「初めまして」、「Hi!✨」などと打つのだが、何を考えたのかこの時私は

「🍞😋(「パンうまい」の意味)」

と打ったのだ。

初対面、第一声…「🍞😋」………
思い出しても、サジェストに「ヤバい人」が追加されそうな勢いだ…

しかし、ホーム演奏さんはこれに「🍵🍞(多分「お茶で一息つきながらパンを食べる」の意味)」、と返してくださったのだ。

ケーキといい、チャットと言い…どこまでも素敵な人だと改めて感じた。

実は「🫵」の絵文字を打つたびにドキリとする。
圧を与えていたら申し訳ない


こうして私達は「絵文字友達」となった。

その後、チャットを解放した後も「🍞😋→🏝️🐢🕯️? (パンの後、亀へ行きますか?)」や「🕯️🔋🙏❤️❤️(羽を回復してくださり有難うございます)」など、絵文字を通して会話をし、楽しい時間を過ごすことができた。

現在

現在、ホーム演奏さんとはホームが被った際、絵文字で会話をしながらキャンマラやデイリー、羽集め等を行なっている。

演奏をしてくださる「ホーム演奏さん」

「𓆩✧︎𓆪(羽を集めたい)」
「🐢👀?(亀を見失った)」
「🫧😵‍💫☠️(息が続かない)」
「🤝👬🕯️?(キャンマラへ行く?)」
「🫵❤️❤️✨✨🥳🥳🥳(あなたの事が大好きです)」

工夫の余地があり、かつ相手のことを考えながらする会話は意外にも楽しい。
たとえ難しい表現であったとしても、不足分はエモートが補ってくれるだろう。

そういえば、お会いしたその日に国籍を聞いてみた。すると、(演奏している曲で察してはいたが)彼も日本人であった。
私達はお互い日本人であり、チャットも開けているが未だ「言葉」を交わしたことがない。
しかし、少なくとも彼が人格者であることは明白であり、私は彼のことが大好きなのだ。

今後もゆっくり自分たちのペースで。
いつか言葉を交わすときは、しっかり「初めまして」と言おうと思う。
そして「有難う」も。


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