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D-LUX8とiPhone

ライカのコンデジを購入して、毎日の散歩のお供となっているわけですが、
そもそも画質はどうなんだ?
マイクロフォーサーズのカメラなんて所有したことがなかったから、
あまりピンときてなかった(大きな期待はしていなかった)のです。
なんせ初めて使ったデジタルカメラが2001年ごろだったかな?
KodakのDCS Pro とかいうフルサイズカメラでした。もちろん会社支給ですよ。
個人で買えるような金額ではありませんでした。
このカメラの登場から、徐々に広告写真の現場でもデジタルで撮るようになっていった記憶があります。
爆発的に普及したのはニコンD1の登場だったかな。
ベテランのカメラマンたちは積極的にデジタルカメラを使うことをしなかったので
若手だった私たちに使う機会が訪れました。
当時のデジタルカメラはダイナミックレンジが恐ろしく狭くて、ライティングに苦労したのを覚えています。
フォトショップの技量がなかったので、ストロボの色温度を頑張って100ケルビン以内で揃えていました。
でもこの経験のおかげでデジタル化の重要性に気付き、フォトショップを一生懸命おぼえて、新しい時代にいち早く対応できたような気がします。
そしてちょっと前に3DCGの波がきて、今はAIの波がきています・・・。
10年ごとに大きな波がきて大変です。。。

話が脱線しました。
これまで日常的に撮ってきたiPhoneとマイクロフォーサーズのD-Lux8がどれくらい画質が違うのだろうと思ったので、実際に事務所の近くで撮り比べてみました。
(大した写真じゃなくてスミマセン)

だいたい同じ画角の28mmくらいで比較。
いわゆる、みんな大好き「撮って出し」っていうやつです。
どちらも何も考えずにポチッとフルオート。
ライカの設定はビビット。
解像度とかはどうでもよくて、期待したのは画面で見たときの立体感です。
この画面ていうのが、大きなモニタじゃなくて、スマホレベルの画面で感じるかどうか。経験的に、よく映るカメラやレンズの違いって、小さな画面でもわかるんですよね。

ちょっと暗めな銀座駅構内

うんうん、確かにD-Lux8のほうが立体感・奥行き感は出てる(手ブレしているのはご愛嬌)
この後の写真もそうだけど、iPhoneはパンフォーカス気味で、
白飛び黒潰れを懸念しているのか、HDR的な写真になります。


光沢感の表現

日産さんのショールーム。
車の立体感の差はでてますね。
色のりもライカのほうが良いです。


GTRね

AdobeRGBだろうがなんだろうが、デジカメはレッドの表現が一番苦手なので真っ赤なGTRをポチり。どきつい赤は階調が残りにくいからレタッチャーが嫌がる被写体ですね(笑)
やはりライカのほうが調子よいです。


奥行き感と空

iPhoneはやっぱり色を残そうとするようで、HDR的な絵です。
まあ、こっちのほうが好きっていう人もいるでしょうけど、私には不自然に見えます。潰れるべきところは潰れて、飛んでよいところは飛んだほうが好きですね。


看板

寄りの表現と金属感。
センサーサイズ違うから被写界深度は仕方ないとして、
iPhoneはやっぱり平面的。


さらに寄り

iPhoneのほうはシャープネス処理がキツいですね。
これも好みがあるのでしょうけど。


いかがでしょうか?
まあ、この差に30万円弱も出す価値あるのか?
っていうと人それぞれでしょうが、値段はともかく私は購入してよかったと思います。
レンズが75mmまで使えますし、何よりスナップしていて楽しいですから。
あと友達撮ってるとライカの赤バッチみて喜んでくれます(笑)
(笑顔と映りたくなる気持ちは大切)

そういった意味ではコイツのほうが破壊力はありますw ゾフォートⅡ


これがM型ライカとかフジのX-Proとかだと持っていきそうで、なかなか持って行かないのですよ。ポケットに入る!コレが何より重要です(笑)
何だか検証の意味がなくなるような結論になりましたが、画質的にも(私の中では)スマホを上回ったところで安心しました。

次回は兄貴分のフルサイズ機 SL-2とか
Canon機などと比較してみようかと思います。

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