明日起きれない
眠気すらも覚めきった午後3時
彼女の電話もまともに話せない
僕の中でうごめく本当が
口を出ていたがらない夜に
どうしようもなくはしゃぎ続ける中で
無法に言葉にされていってしまう
それでも理解されようとする瞬間に
甘えてうなずき続けていく
ホテルの部屋に帰って倒れてみると
僕は目に余るほど小さくなっていた
議論なんてものは
僕の僕が、僕以外の言葉で絡め取られないように
守り続け戦うものなのだと
そう強く信じるとき
優しさを抱きしめる両手を失う
僕は忘れはしない
この国で死のうとしていたことを
僕はきっと忘れはしない
新しい僕に出会おうとしていたことを
自分で自分を救って来たように
僕は君を幸せにしたい
画面の中で生き続ける
かつての魂の純粋な声を
肺いっぱいに吸い込むように聴いていた
頬に溢れ流れるほどに
そのときさっきの会話の一つも
思い出せずからっぽになれば
たちまち言葉が底を尽きて
何もかもすべてを見失う