いぬのおまわりさんが困ってるから助言をする。

いぬのおまわりさん、という曲に出てくる迷子の子猫ちゃん。

歌詞を読むと、いくつか情報が掴めます。


①迷子の子猫は犬のお巡りさんの元で一時的に保護される。(巡回していた巡査に声をかけたのか交番に行ったのか、通りすがりの第三者が交番に連れて行ったかは定かでない)
②調べに対し迷子の子猫は「住所は分からない」「自分の名前は分からない」と供述。
③犬のお巡りさんはカラスやスズメに聞き込み調査を行うも、情報は得られなかった。


色々考える前に、一つ疑問があります。

「パパ猫さん、ママ猫さんはなぜ探しに来ないのか」

子猫は迷子の状態なわけですから、外出していて保護者と逸れてしまったということになります。
自分の子どもが迷子になったら、サービスカウンターなり交番なり、顔を見せるはずです。

犬のお巡りさんはこれしきのことで慌てているので新米のようですが、保護者からの連絡を待つ又は同僚に頼んでおく、くらいはしたのでしょう。
聞き込み調査を開始しましたが、子猫のことはどうやら知らないようです。


ここから考えるに、子猫は近所で迷子になったのではなく、ある程度自宅から離れたところで迷子になったことが分かります。
作詞された1961年といえば近所付き合いもそれなりにあった時代です。

カラス、スズメの生息地域が1961年当時どこだったのかは分かりませんが、その二種を選んだあたり、子猫を保護した場所は県や市の中心部で、そこそこ活気のある地域なのではないでしょうか。
サービスカウンターの職員ではなくお巡りさんが対応しているところを見ると人の往来が激しいところではぐれてしまった、ということでしょうか。

(サービスカウンターがいつごろ日本で始まったのかはよく分かりませんでした。有識者の方はコメントで教えてください)


ここから考えられるのは2つ。

①保護者が子猫とはぐれたことに気がついていない(子どもが多い家庭だと1人消えたことに気が付かないことがあるようです)
②意図的に置き去りにして、子猫を捨てた


①の場合、しばらくしてから気がついて慌てて探すので、数時間待てば保護者が駆け込んでくるでしょう。よかったね。
保護者が交番やサービスカウンターを保育所扱いしていた場合は厳重に注意をしましょう。

②の場合、より長期的に問題に当たらなければなりません。混乱状態の子猫は自分の住所も名前も分からない状態ですが、名前くらいなら気持ちが落ち着けば話してくれるでしょう。
しばらく警察の方で保護しつつ、情報をなるべく聞き出します。住所が分からなくても「私のおうちはねぇ、赤い屋根の大きなおうちで〜」くらいは教えてくれるかもしれません。
地道に子猫の身元を特定しつつ、児童養護施設に預けることも視野に入れなければなりません。子猫のメンタルケアも行なっていきましょう。さっさと育児放棄した親特定してブタ箱ぶちこむぞ。


さて、こんだけ説明したんだから分かったよなワン公。ワンワン泣いてる暇はないんだよさっさと行動しろ。お前が泣いていてもしょうがないだろうが。

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