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怪奇現象体験談その5

怪奇現象体験談その4で心霊スポットに行った話を書いた。

実はこの怪奇現象体験談その5は、怪奇現象体験談その4と同じ日である。

ここの場所の名前は覚えていない。

一緒に来た幼馴染から聞かされていなかったのかもしれない。

とにかくボロボロの建物で廃墟だった。

建物内に入ると、何かの強い恨みを持っている者の気配がして嫌な感じだった。

それと同時に、その恨みの感情を持っている者は、私に取り憑くと決めた事に感づいてしまった。

帰りの車でおかしい事に気づいたが、幼馴染は気が付いていない。

ドブのような匂いがするのだ。

しかも、それは車を降りても私について来る。

何かがついて来る。

それは黒いキツネの様な者?

次の日は学校だった。

通学路は長く、自転車で通っていた。

通学の途中、その黒い物体が追いかけて来るのが分かった。

(事故るかもしれない)

そんな感覚がしていた。

この予感は当たっていて、数日たった時に車にはねられてしまったのだ。

何故か私は確認せずに、車が走っている方向に飛び出してしまったらしい。

その後は救急車で運ばれた。

別の日も通学路で事故に遭う予感がした。

その日の放課後は、頭がぼーとしていた。

何故か足が勝手に神社に向かっていた。

こんな処に神社があるなんてと思った。

守護霊様のひとりに地元の侍が居るが、この方が神社を紹介してくれたのである。

ここの神社は天照皇大神宮を主祭神としている。

その日は天気が良くて神社の中にあったベンチに腰掛けていた。

吐き気がする様な気分の悪さが続いて、例のドブの様な匂いが胃の中から込み上げてくる。

少し休んでいるとスッキリとした。

その日の夜。

お風呂の鏡を見たら、自分の顔が狐の様になっていた。

お風呂に頭ごと浸かったら、狐の様な者はどこかへ行ってしまった。


怪奇現象体験談その4

怪奇現象体験談その3

鬼退治をした守護霊様の記憶


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