怪奇現象体験談その6
これは、かなり昔の出来事。
友達と行った、あるお店で不思議な女の子にであった。
女の子達は沢山いたのだけれど、その子の顔だけ狐に見えた。
考えても理由が分からずに首をかしげていた。
その日は帰ったが、また別の日に友達とあのお店に行った。
すると例の彼女が居たのだ。
彼女は私を見つけるなり話しかけてきた。
彼女の話は支離滅裂で恐怖を覚えた。
狂気を感じたのだ。
すると、彼女のまわりの空間が歪みだした。
彼女の声もおかしい。
まるで水の中で声を聞いている様だった。
この声は少し前から狐の声だと直感で分かっていた。
彼女はずっと話をしている。
でも、どうしても頭に入らない。
そんな事を考えていると何かの映像が見えた。
それは愛知県の某所で、約120年前の鳥居の映像だった。
電信柱を建てようとしている?
と考えていた。
彼女はずっと喋っていたが、彼女の声は実は喉から出ているのではなくて、彼女の後頭部の後ろから声が出ていた事にも気がついた。
私達は刺激しないように笑顔で帰った。