怪奇現象体験談その4
これは高校生の時の話である。
幼馴染が心霊スポットへ行こうと言い出したのだ。
心霊スポットなど行きたくはなかったが、どうしてもと言うのでその幼馴染の車に乗り二人で行った。
私は当時、岡山県津山市(おかやまけんつやまし)というところに居た。
その心霊スポットの場所は「すほう」という場所だ。
旅館があったがそこは焼失してしまったらしい。(ネットでの情報)
私達が見たのは旅館近くの古びたアパートだった。
そこのアパートも出るらしく、昼間に行ったのにそのアパートだけ異様な空気が漂っていた。
幼馴染は「あのアパートの中に入れんじゃろ」と聞いてきた。
私は「入れん」と返事をした。
アパートに入ろうとしても20メートルくらい離れた所から一歩も動けないのだ。
無理に入ろうとしても、その一歩がどうやっても出ないのだ。
ネットの掲示板を見ても、私達と同じ事を書いている人が居た。
結局、最後まで入れず終い。
それでこの体験談は終わりであるが、私の先輩はこのアパートに普通に入って遊んでいたらしい。
この先輩は特に変わった事はなかったが、運気は良くなかったと思われる。
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