見出し画像

倫理規範と狂うことと。老い。

【火曜~金曜の記事は1週間の無料期間を過ぎると有料になります】

まぁ私も気が付いたらもう40になってしまっているわけで。気になるのが老いってのにはなってくる。特に子どもがいないし別にほしいわけでもないので、なおのこと、自分の老いに関しては敏感になりがちだ。とはいえ、別に老いについては、まぁでも人間も動物だからなぁという感覚で、実はそこまで怖いものという認識はあんまりなかったりする。当たり前に来るものであるのだから、まぁそれは当たり前に受け入れていかないといけないよなーみたいなそういう感じだ。

ただ、老いよりか怖いものがある。それは狂うという状態だ。これは純粋に怖い。なんというか、今まではそれはあんまりよくないものだなと思っていたことを平気でやってしまうというのは、とても怖い。なんというか、自分が自分であることを自覚できるタイミングというのは、自分が今まで生きてきた中で、これはやっていいとかこれはやっちゃダメとかを認識したときにはじめて生まれてくると思っていて。自分の生きてきた歩みから積み上げられ、にじみ出てくる倫理規範こそ、まさに人生であり。そしてこの倫理規範は、自分の感じる心地良いであったり、楽だであったりといった、一般的には良いとされるような感情から生まれる行動に対して、一歩引いてその行動を自身で評価するということを通じて生まれる。

受け入れられること。

ここから先は

1,799字 / 3画像

たくひらの有料アーカイブ

¥500 / 月
初月無料
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?