ジャズギタリスト×打ち込みビート
『Rony Jordan』(ロニージョーダン)
僕の好きな3曲を挙げてみました。
彼はジャズギタリストとしての腕前も評価されていますが、エレクトロニックとの親和性など探求心があるミュージシャンの一人です。
マイルスデイビスの「So What!」をアレンジして注目されました。
それこそ、マイルスデイビス自体が『ジャズの先駆者』として、
ジャズと他音楽の融合・探求に命を注いだことで有名ですが、
もちろん彼も尊敬していた人物の一人だったようです。
実際、マイルスデイビスの好きなアルバムを言及していて、
マイルスの『エレクトロニック期』と呼ばれる期間にリリースしていたものが好みだったようです。
たとえば、
ロニージョーダンの音楽は、
HIP-HOPのビートと、ウェスモンゴメリーを思わせるギタープレイが特徴です。
当時流行っていた『Acid Jazz』とひとくくりにされ、レーベルにHIP-HOP路線を強要されていたようですが、彼は嫌がっていたそうで、
尊敬するジョージベンソンのように軽快でアーバンなSmooth Jazz路線でいきたいと言う思いから、ブルーノートに移り、それから徐々に進化を遂げました。(ジョージベンソンの口利きで移れたと、どこかで目にしました。)
はじめに"マイルスデイビスの『So What!』で注目された"と書きましたが、
実はその前から注目はされていたようです。
それは、HIP-HOP界の『Guru』(グールー)というラッパーのアルバムで、ロニーが参加していたのが話題になったようです。
めちゃくちゃかっこいいです。。。
このアルバムには、『an experimental fusion of hip-hop and jazz』とジャケットに書いていて、「ヒップホップジャズ革命」という意味で、Guru(グールー)の人脈でジャズミュージシャンと実際にコラボして制作したアルバムだそうです。
当時はサンプリングとしてジャズを使うことはあったようですが、実際にコラボして制作するのは革命的だったようで、話題になりました。
私はヒップホップに「全く興味なし」ですが、このアルバムは全曲かっこいいです。うまく融合できてるように思います。というより、難しいことはわかりませんがとにかくかっこいい!
かっこいいジャズミュージシャンの要素があれば、苦手意識も吹き飛び、ヒップホップとの歴史ももっと知りたいと思いました。
以上です。っぎゃ!