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2024年(令和六年)11月(霜月)15日金曜日雨後の曇り空
タンポポの種がこんなふうに徐々に飛び立っていくのかーという感慨と、タンポポの花は役割を終えたのに、うわぁーっ、このしじみちょうはまだこのタンポポを必要としているんだねーという不思議。
タンポポは新天地を求めて、飛び立つのを待っているだけ。そして、このしじみちょうは美しく咲いた黄金の花の蜜をご所望で、タンポポに留まっているわけてはない。種子が飛んでしまえば、タンポポの残骸にまとわりついている、雨のしずくに渇きを潤しているのです。それはふわりふわりと踊っているちょうちょうのようではない。
ゆったりと。長い歩みの後での羽やすみ。
明日も雨か?晴れるのだろうか。小さな花を見つけることができるだろうか。
夏にバジルを植えてみた。バジルソースを作るために。花になる前にと、もたもたしていたら、今、花が咲き始めた。そうか、このしじみちょうのような逃げ遅れた者たちのためにバジルの花を備えられたのかもしれない。ほっ。