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ダイエットのためにビートセイバーをしていたらVTuberをやっていた件

みなさん、こんゆん~!
あなたの心をまっぷたつ!
ビートセイバーアンバサダー系 VTuber「ゆんゆん@びーと」のゆんです✨


……

ごめんなさい、普段こんな挨拶してません。
ちょっとやってみたかっただけです。

この記事は!?

はるふぁさんが企画されている、
Beat Saber Advent Calendar 2024 の21日目の記事です。

私は誰?

2022年の9月からビートセイバーというVR音楽ゲームの動画をYouTubeに投稿しているゆんと申します。
ビートセイバー界隈の魅力にすっかりハマり、大会やイベントに出たり、JBSLという非公式国内大会の広報のお手伝いなんかもさせていただいております。


1.VTuberって何?

突然ですが、皆さんVTuberという存在をご存じでしょうか??
今や常にネットのニュースなどでも取り上げられていますし、地上波の番組に出ることも増えてきたので、知らない人の方が少ないかもしれませんね。

「バーチャルYouTuber」(VTuber)とは、2016年12月にキズナアイがYouTuber活動を行う際に名乗り、初めて使用された名称である

Wikipediaより

▼今や数多に存在するVTuberの始祖であり、母のような存在、キズナアイさん

今や企業勢・個人勢を合わせると20,000人以上(2022年11月時点 株式会社ユーザーローカル調べ)活動していて、月に100人以上がデビューしているというVTuber業界ですが、始まりはただ一人のVTuberだったと考えると感慨深いものがありますね。

バーチャルYouTuber(バーチャルユーチューバー、: Virtual YouTuber)は、2DCG3DCGで描画されたキャラクター(アバター)、もしくはそれらを用いて主にインターネットなどのメディアで活動する動画投稿・生放送を行う配信者の総称を指す語。

Wikipediaより

ちなみにYouTubeにチャンネルを持っていないとVtuberと名乗ってはいけないのでは?という論争が度々あるようですが、どうも「Tuber」という言葉は英語でブラウン管を意味する「Tube」に由来しているらしく、そういう意味では”バーチャルな配信者”という意味でYouTube以外のプラットフォームでも名乗って良いのでは?と思いました。
(さすがにYouTuberはYouTubeの配信者を指すのでYouTubeでの活動が必須だと思いますが)

ビートセイバーの配信者はみんなVTuberなの?

YouTubeやTwitchでビートセイバーの動画や配信を見たことがある方は分かると思いますが、特に日本人プレイヤーのほとんどが3Dアバターの姿で活動しています。

▲私がビートセイバーを始めるきっかけにもなったMASOさんとArtemisblueさんの動画

ビートセイバーは、4~5年ほど前からMASOさんやArtemisblueさんなど先人達が可愛いアバターを纏ってプレイする姿で火がつき、今ではVRを代表するゲームになりました。

※元々ゲーム自体にはこのようにアバターを映す機能はなく、有志によるMOD(ゲームの改造プログラム)によって実現しています。

結果、VR HMDとコントローラーだけあれば良いはずのゲームなのに、みんなこぞって高額な(下手するとHMDよりも高い)フルボディトラッキング機材までも買い揃え、アバター&フルトラッキングで動画投稿や配信を楽しむスタイルが定着しました。

上記の定義でいえば、3Dアバターで動画投稿や配信をしているのだからVTuberということになるのですが、実際には自分がVTuberだという認識なくやっている人がほとんどだと思います。
なんかもうアバターを使うのが前提のゲームのように思われている節もありますからね(੭ ᐕ))?

ですので、単にアバターを使ってゲームをしているだけではなく、アバター≒自分として配信・動画投稿活動をしていて、かつVTuberという自認をしていればVTuber  …ということでいかがでしょうか?

アバター(3Dモデル)ってどうしてるの?

ビートセイバーで使用しているアバターは、日本発のVRMという形式のモデルとなります。最近国際標準化に向けてKhronos Groupとの協力も発表されたフォーマットで、この形式にしておけばビートセイバー以外でも様々なアプリケーションで使用することができるので、一通りのVTuber活動は可能です。

VRMとアバター配信用ソフト”Warudo”を使って普通のパンツTPSを配信する私
VRM対応のVRゲームで鉄骨を渡る私

配信可能なVRMモデルを用意する方法は以下の方法があるので、自分のこだわりに合わせて検討してみましょう。

①オーダーメイド(SKIMAやココナラなどで依頼)
[メリット]唯一無二のこだわりモデルが作れる
[デメリット]品質が良いものは高い
[費用の目安」10,000円代(Vroid制作代行)~200,000円(フルスクラッチ)くらいまで

②VRChat用アバターを購入して自分でカスタマイズ
[メリット]高品質なアバターをベースに衣装や髪型などをカスタムしていくので、見た目の一定水準は担保される。UnityやBlenderが使いこなせれば思いのままの姿に!?
[デメリット]UnityやBlenderと仲良くなるのが大変_(┐「ε:)_。改変次第だけどオリジナル感は出し難い
[費用の目安」無料~70,000円
※映像作品などへの利用がNGなものもあるので、規約はよく確認しましょう

お着替えに数時間費やした挙句に失敗ということも… Uniyuヨクワカラナイ

③Vket Avatar Makerで自作
[メリット]ブラウザだけで用意されたパーツから好きなアバターを作ることができる。そのままVRChatにもアップ可能
[デメリット]用意されたパーツ以上のカスタマイズには限界がある
[費用の目安]無料~数千円(一部有料パーツや衣装あり)

無料の目がちょっと昔のSNS用アバターっぽいのが気になる

④Vroid Studioで自作
[メリット]専用のソフト(無料)でパーツや体型を選んでほぼ唯一無二なアバターを作ることができる。極めればフルスクラッチのようなアバターも作れるらしい!?最近VRC用の服のお着換え機能も追加された
[デメリット]素人が作るとどうしても”Vroidっぽさ”が出てしまう
[費用の目安]無料~数千円(有料テクスチャや衣装など)

分かる人にはわかっちゃうVroidっぽさ

一般的にVTuber用のLive2Dモデルを依頼すると、ピンキリですがイラスト+モデリングで5万円~100万円(+衣装追加の度に数万円)くらいかかるらしいので、まずは気軽に始めてみたいというような方は上の②~④でモデルを用意する方法もアリなんじゃないかなぁと思ったり。

2.どうしてVTuberを名乗るようになったの?

?マークついててまだちょっと怪しいですけどVTuberです

昨年のnoteにも書きましたが、元々は2022年の9月から動画投稿活動を始めました。当時は「誰か見てくれたらいいなー」くらいの気持ちで。

広がる興味とチャンネル運営の課題

それが気が付けばJBSL(ビートセイバーの非公式国内大会)の本戦出場をきっかけに配信を始めたり、ふと思いついたネタを衝動のままに動画にした結果、謎の映像作品や歌ってみた動画が誕生しました。

▲もしもビートセイバーで必殺技が使えたら!?を動画にした、小中学生が思いつきそうな作品

▲強風オールバックのヒットに便乗した替え歌「強譜オール脱臼」。譜面化してもらえたことに味を占めて、その後も歌ってみたを出すようになる。

有難いことにYouTubeチャンネルのチャンネル登録者様が1,000人を超えるようになり、せっかくならどこまで伸ばせるのか頑張ってみたいと思い始めた頃。一つ問題が浮上しました。

YouTubeに詳しい方ならご存じかと思うのですが、今のYouTubeはジャンルをある程度特化した方が伸びやすいのです。なので、ビートセイバーならビートセイバーのプレイ動画やそれに関連する情報提供など、関連する動画で固めることが定石とされています。

いくら「ビートセイバーの中で撮影している」とか、「ビートセイバーのあるあるを替え歌にした」などと言い訳をしても、YouTube君から見れば異物が混入していることに変わりはありません。AIが誰におススメすべきチャンネルなのかを見失ってしまえば、たちまちおススメに載りにくくなってしまいます。

▲動画の半分以上が 茶番 ドラマパートで構成されている”リメンバーサマーペイ”。多分全ビートセイバー界隈が泣いた。

VTuberと呼ばれて

いつからだったか、視聴者さんやXのフォロワーさんから「VTuber」と認識されることがちょいちょいありました。「あ、そうかビートセイバー界隈以外からだとそう見えるのね」と思いながらも、「普段ビートセイバーしかやってないし、VTuberとはちょっと違うかなぁ」なんて考えていました。

ただ、色々と調べたり周りの意見などを聞いてると、VTuberの定義には当てはまるらしいぞということがわかり、あとは自分がどう思うかだけだなーと。

確かによく考えると、視聴者さんにVTuberと認識されているならそう名乗った方が何者か分かりやすいし、YouTubeにしても”VTuber”というジャンルが既に確立しているんですよね。
その中に歌ってみたや雑談、いろいろなゲームプレイなどが含まれているので、活動の幅を広げる意味ではスムーズなのかなと思いました。

”踊ってみた”がまさかの伸び

そんな中で、流行に乗ろうと作った”踊ってみた”動画がまさかの30万超え再生を記録します。

▲これもビートセイバーの中で撮影(GB)しているのでビートセイバーです。というにはさすがに無理がある…

運良く流行りと再生リストに載ったのもありますが、この動画のおかげで収益化条件の総再生時間4,000時間/年を達成しました。もうポケモンに足を向けて寝れません。

ビートセイバー以外の動画が一気にチャンネル内ダントツ1位のコンテンツに踊り出たことで迷いが吹っ切れ、無事にVTuberを名乗ることに決めましたとさ。

3.実際VTuberを名乗ってから何か変わった?

今まではビートセイバーの動画をどうやったら見てもらえるかなーとか、楽しく&面白くできるかなーということばかり考えていましたが、VTuberチャンネルであればジャンル的に何でもアリになったので、妄想が捗るようになりました。

最近少しずつ別のゲームのプレイ動画や配信をYouTubeにも浸食させつつ、何か面白い企画できないかなーと目論んでいます。

いろんなVTuberさんを見るようになった

自分の勉強のためでもありますが、今までよりもいろんなVTuberさんの配信や動画を見るようになりました。おかげさまで、何で今までこんなに面白い人知らなかったんだろう!?みたいな発見もあって楽しいです♪

▲にじさんじ の月ノ美兎委員長。今まで知らなかったことを後悔するくらい面白くて、過去動画やアーカイブを笑いながら見てます。

大手企業勢のVTuberさんは改めて見ると、皆さん凄いことをナチュラルにやっているし、個人勢の方でもトークが上手かったり企画が面白かったりと、とても参考になります。

YouTubeで収益を得る難しさが分かった

ちょうど今年YouTubeの収益化を達成したこともあって、より一層VTuber(又はYouTuber)としてちゃんと生計を立てている人の凄さを実感しました。

例えば通常の横長動画や配信で10,000再生された場合、入ってくる広告料はざっくり1,000円~1,800円くらいです。

私は2年半で横長動画を322本投稿しているのですが、その中で10,000再生行ったものはたったの2本。しかもビートセイバーの動画に関しては他者の著作物(楽曲)を使用しているため、収益は全額私ではなく著作権者に還元されます。

ちゃんと自動的に権利者に還元される仕組みは素晴らしいですね

ショート動画は例外的に楽曲を使用していても収益を得ることができますが、こちらは10,000再生されてようやく100~180円くらい。これまでに投稿した464本のショート動画のうち、10,000再生を超えているのはたったの19本なので、これも機材の減価償却や電気代とかを考えると、なかなかプラスにはならないのが分かりますよね。

”歌ってみた”メインの人はもっと大変

今年初めて”歌ってみた”のmixやMV用のイラストを依頼してみました。”歌ってみた”って自分でmixからイラスト制作、編集まで全てできる人は別ですが、結構お金がかかるんですね!

まずmixは自分で出来る人が殆どいないと思うので、基本的に有償依頼することになると思います。これが4,000~15,000円くらい。(ココナラとかSKIMAの個人依頼)

また、イラストも今回私が依頼したオーバーライドは枚数が少ない方ですが、それでも16,000円くらい。さらに編集も有償依頼必要なら2,000円~25,000円くらいかかります。

▲編集やアニメーションは自分でやりましたが、それでも20,000円かかりました🤤 楽しかったから多分またやるけど。

そうやって完成した渾身の動画がバズって数十万、数百万再生されたとしても、歌ってみたの場合は他者に著作権のある楽曲を扱うため、基本的に収益は0円です。

つまり、VTuberさんや歌い手さんの”歌ってみた”は、ほぼ100%趣味&ファンサなんだっていうことです。歌ってみたを聴くとき、より一層ありがたみを感じながら聴くようになりました。

まぁ、何事もお金をいただくということは大変だということですね。少なくとも私は専業VTuberをやったら間違いなくストレスで病む自信あります。

4.これからどうする?

今年の年始に「チャンネル登録者数、目標10,000人!」を掲げましたが、やっぱり簡単ではないですね。それでも今年1,500人以上の方が登録して下さったので本当に有難いです。

来年は改めて目標10,000人を目指してみたいのと、あわよくばいつか10万人銀盾もらってみたいですね。なんか憧れるじゃないですか、あれ。

あと今年はあまり悪ふざけ動画が無かった気がするので、何か楽しい動画をたくさんつくれるようになりたいです。おバカなことやりたい。

5.最後に

最後に唐突にJBSLのお話になりますが、実は2~3回前の大会から広報として運営に関わらせていただいております。やってることは主にXやDiscordでの各種連絡や通知だったり、あとこういう動画作ったりですね▼

運営と言っても、他のスタッフさんのように専門的な技術や知識があるわけでもないし、広報としてのノウハウも特に持ってない。普段の活動の延長上でやっているので、正直スタッフと呼ばれるのも恐れ多いです。

ただ、今年のアドカレで他の運営スタッフの皆さんの記事を呼んでもらえるとわかるように、ビートセイバーの界隈は本当に多彩な能力を持った人達によるボランティアで支えられています。JBSL以外のイベントもそうですね。

事前の段取りや当日のタイムマネジメントやトラブルの際の対応など、本当に素晴らしいと思います。是非、これからもこの環境が存続するよう、微力ながらお手伝いをしていきたいと思っています。

みなさんもよろしければ、運営への参加やhibitさんのファンボックスへのサーバー代支援など、少しずつ界隈を支えていただければ幸いです😃

では、今年はこの辺で!

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