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お金って何ですか?という最大の謎

お金くんに出会い1週間が経った

お金が自分の満たしたいものを満たすためのものとは分かったけど、いまいちしっくりきてない。
ぼんやりくん40歳は、また公園のベンチに腰掛けていた。

公園のベンチ

すると次は財布がもぞもぞ動いている。
財布を空けてみると、お札に印刷された人物が話しかけてきた。

「君は、まだお金が何かわかってないようだね。それでは、お金を代表して、私が教えてあげよう。お金とは手段である!」

「わー!びっくりしたー!!え何?お札がしゃべってる?手段?」とぼんやりくんが驚きながら尋ねると、お札に印刷された人物は続ける。

男性が印刷された外国の紙幣

「そう、手段だ」
お札のおじさんはそう話し始めた。

「お金は君が欲しいものを手に入れるための手段なのだ。たとえば、食べ物を買うため、家を建てるため、旅行に行くため、子供の教育費を払うため、などなど。お金がなければ、それらのことを実現することができないだろう?」

不思議なことが最近よく起こるので、ぼんやりくんもこの状況を受け入れて、話しを聞いている。
そして、そう言われると、ぼんやりくんにも理解できそうだった。

「でも、それは当たり前のことだと思うけど。それだけだと、まだ自分にとってのお金の意味がしっかりと掴めていない気がするんですよね」

すると、お札に印刷された人物は微笑んで言った。

「そうだ。お金は、君にとって何が本当に大切なのかを見つけ、それを叶えるための手段なのだ。お金が目的になってはいけない。だからこそ、お金が欲しいということのさらに奥にある感情にスポットライトを当てる必要がある」

ぼんやりくんは、その言葉に心を打たれた。自分が本当に求めているものが何なのか、そしてそれを叶えるためにお金をどのように使うべきなのか、そういったことを考える必要があると感じた。

「じゃあ、僕は一体なんのためにお金が必要なんだろう」とぼんやりくんはつぶやいた。

「君は、恐らくお金を多く稼げば今の不安や恐れ、焦りが解決すると思っているんじゃないか?」

「当たり前じゃないか。お金が足りないから、悩んでるんだよ」

「それが違うんだよ、不安や恐れがあるから、お金が足りない現実が現れるんだ」

「ん?どういうこと?」

「不安や恐れ、あとは怒りなどは、【あるはずのものがない】という内面から出る感情なんだよ。だから【ない】が増幅されて、ずーーーと【ない】続けて出てくる」
「これってスピリチュアルの話し?もしかして」
「うーん、スピリチュアルといえばそうなるかもしれないが、お金はそういった思い、感情、情熱、不安や恐れなど目に見えないものと密接に関係しているんだ。だからこれは理解しておかないと今の状態が続くことになる。しかし君は既に、限界なんじゃないかい?」
「そうです。限界です」
「それでは、一度自分がお金を使う時、受け取る時を思い浮かべて、感情のメモリが快・不快に大きく揺れることを感じてみよう」


解説

用語説明
「ニーズ」という言葉は、ビジネス用語で使われる「要求」や「求めているもの」という意味ではなく、ここで言及されている「ニーズ」とは、人間が生きる上で必要不可欠な普遍的な価値である「愛」「つながり」「信頼」「美しさ」「自由」など、エネルギーの源泉となるものを指しています。
この考えはNVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)から引用しています。

お金はあくまでも、手段なので、例えば

ぼんやりくんのニーズ

このように手段の裏にある生きる上で必要不可欠なものを意識することが重要です。

お金を受け取ることで満たされるニーズの例
・外側の安心
・安定
・自由
・自立
・承認
・所属
・パワー
・内側の心の平安
・喜び

お金を使うことで満たされるニーズの例 
・健康
・食べもの
・住居
・癒し
・ケア
・成長
・自己実現
・自己表現
・効率性
・チャレンジ

これらのニーズを満たすための
行為のためにお金が必要な場合は
媒体として利用するということです。

本当は感情をヒントにニーズを感じに行きますが、今回はお金は手段だよね。話しがメインなので割愛しました。

あなたの満たしたいニーズは何だと思いますか?
私は、実験、遊び、エンジョイ、フロー、流れです。
一番強いのは実験と遊びですね。

私はお金を実験のために使っています。
受け取る時は所属欲求や貢献が満たされてます。

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