UXデザインの専門スキルを用いたプロダクトマネージャー支援とは?
こんにちは。ちーさんです。
プロダクトマネージャー*の仕事は難易度も高く、業務量も多く忙しくなってしまいがちですよね。
そこで活躍するのが「プロダクトマネージャー支援」のできる人材。
プロダクトマネージャーの業務をサポートし、プロダクトの企画・開発のスムーズな進行とプロダクトの価値や品質を上げることを支援します。
※プロダクトマネージャーはPdMと略されることが多く、プロダクト開発の責任者のことを指します。
今回、プロダクトマネージャー支援の経験がある弊社UXデザイナーに「プロダクトマネージャー支援とは?」というテーマでインタビューを実施しました。
プロダクト開発中の皆様はぜひ参考にしてみてください!
今回お話を伺ったUXデザイナーのプロフィールはこちら
Q. プロダクトマネージャー支援とはどんなものですか?
ーープロダクトマネージャーに期待されることは多くあり、ビジネスやテクノロジー、マーケティングやUXデザインなど様々なスキルが求められます。
例えば開発者出身の方がプロダクトマネージャーになる場合、テクノロジー面は強い、一方でビジネス面では事業計画を作成した経験がない、マーケティングのプランを立てたことがない、など、プロダクトマネージャーによって、強みがある領域とそうでない部分があります。
その弱い部分をサポートさせていただくのがプロダクトマネージャー支援です。そして、我々のプロダクトマネージャー支援はUXデザインを中心にしています。
Q. 過去案件でどんなプロダクトマネージャー支援をされていましたか?
ーー過去、ある大手企業で支援したプロジェクトでは、一般社員が立候補して出した新規事業アイデアを、その方と一緒に事業化していく支援をしていました。
その新規事業のユーザー候補にリサーチして事業コンセプトをブラッシュアップしたり、サービスのプロトタイプをつくってユーザーの反応を検証したり、サービスの機能や画面を設計したり…など。
また別のプロジェクトでは、そういったUXデザインのプロセスだけでなく、事業計画書を作り、会員何万人で売上はいくらくらいで、のような収支表を作って、「どうやったら黒字になるのか」みたいなことを一緒に考えたりしました。
Q. これまでのプロダクトマネージャー支援でどのような点に価値を感じてもらっていましたか
ーー「UXしかやりません」、「調査して設計しかやりません」ではなく、例えば「調査の結果を上司に説明しなければいけない」のような際に「資料のたたきを作りましょうか」という感じで、やってもらったら助かるところを積極的に拾って支援していったことが、信頼してもらえるポイントだったのかなと今となっては思います。
Q. プロダクトマネージャーのニーズをどのように汲み取っていますか?
ーープロジェクトの進め方って、ベテランプロダクトマネージャーだとはっきりニーズがあって求めることが分かるのですが、進め方がわからないプロダクトマネージャーもスキルによってはいます。
なので、そのような時は、こちらから「こうやったらいいんじゃないですか」と提案して、一緒に考えていくところまで汲み取って案件を進めました。
Q. プロダクトマネージャー支援をしていてどんな開発手法が相性がいいと思いますか?
ーー開発プロセスを支援するのであれば、私個人としては、ウォーターフォールよりもアジャイルの方がやりやすいです。プロダクトバックログという明確なアウトプットがあるし、開発者がどのように進めているかも、バックログを見れば一目でわかります。
ウォーターフォールの開発プロジェクトのUXデザインを担当したこともあります。開発会社に渡すために要件を決めたのですが、できあがったものが想定と違った場合、それに気づくことにまず時間がかかり、さらに修正するのにも交渉が必要でした。
また、詳細な設計、開発を進める中で当初の要件を変えた方がより良いプロダクトになるという点が見つかっても、柔軟な変更はできず期間と要件が決まっていて…開発の手法のせいで良い方向に変えられないことをプロダクトマネージャーの立場から見ましたね。
よりよいUXを実現するために、アジャイル開発というプロセスは向いていると思います。
Q. どんな人がプロダクトマネージャー支援に向いていますか?
ーープロダクトマネージャーに寄り添っていくことが大切です。重要なのは「これはプロダクトマネージャーのプロダクトである」ことを意識すること。もちろんユーザーニーズも大切ですが、それだけではプロダクトの方向性は決まりません。
ユーザーニーズを踏まえて「こういうプロダクトがいい」、「こういうインパクトを世の中に与えたい」というプロダクトマネージャーの想いがあってはじめて価値があるプロダクトを世の中に提供できると思います。
そのためには、プロダクトマネージャーの「こういうプロダクトにしたい」を小さくても拾ってそれを一緒に膨らませていき、「では、こういうふうに作っていきましょう」と、寄り添える人がいいと思います。
あとは先ほども言いましたが、自分の業務範囲を決めすぎないで、可能な範囲内でUXのプロセスだけでなく、プロダクトマネージャーの貢献できるようになんでもやる姿勢、自分の領域はここですと決めない姿勢がとても重要だと思ってます。
Q. プロダクトマネージャー支援導入をおすすめしたい人はどんな人ですか?
ーー大きく2パターンあって、1パターン目は、優秀で、仕事をいっぱい抱えている方のイメージ。
そういう方は優秀であるがゆえに複数のプロダクトに責任をもつことになっているので、そもそも時間が足りないことが多いです。
その人がAプロダクト、Bプロダクト、Cプロダクトを担当していたとしたら、Cプロダクトにプロダクトマネージャー支援が入って推進を支援し、プロダクトマネージャーには進捗確認や重要な判断だけしてもらうような支援をします。
2パターン目は、逆にプロダクトマネージャーをやったことがないパターン。例えば、開発をしていたがプロダクトマネージャーをやることになった方。
テクノロジーには詳しいけど他は詳しくないなど、偏りがある方に対しては、その方に不足しているスキルを補って一緒に進めていこうという支援になると思います。
Q. プロダクトマネージャー支援の導入を検討している方に向けてメッセージをお願いします!
ーー忙しいプロダクトマネージャーには、適切な業務量の中でいいプロダクトを作るためにはどうしようという、プロダクト自体のことを考える時間をもっと持ってほしいです。
スキルに不安があるプロダクトマネージャーには、そのスキルを補えるような専門家に頼ってもらえるといいプロダクトが作れるのではないかと思います。
いかがでしたでしょうか。
「プロダクトマネージャー支援は、プロダクトマネージャーに伴走する柔軟な対応力やプロダクトマネージャーの想いを汲み取っていく」力など、様々なスキルが必要である事がわかりました。
プロダクトマネージャー支援にご興味が出てきた方はぜひ、弊社までお問い合わせください!
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